小学生作家の瑞々しいデビュー作~三船恭太郎【12歳の空】

文学賞

ポイントまとめ

◇小学校高学年から中学生におすすめ

◇大人にもおすすめ

◇小学生小説家・三船恭太郎

◇12歳の文学からデビュー

はんぶんあらすじ&レビュー

「ヘチマと僕と、そしてハヤ」で「第二回12歳の文学賞」大賞受賞した、三船恭太郎くん(どうしても君付けしたくなるのは、彼に坊主頭が似合いすぎるせいだろう)。12歳の文学のハードルも知名度も彼が一気に押し上げたといっても過言ではないでしょう。そんな彼の、初の単行本。

12歳の目でのぞくリアルな12歳の日常。

(正確には、彼が「ヘチマ~」を書いたのは10歳の時である)

毎日は、楽しくて切なくて、流れるように過ぎてゆく。でもきっと、未来は明るいなと思える等身大の小説。

重松清の描くようないじめにあふれた教室は、ホントは大人が作りだしてる虚構の子どもの世界なんじゃなかろうか、なんてぽそりとつぶやいてしまいそうな、風通しの良さを感じる読後感。(重松さんごめんなさい)

12歳の本格的小説というのもこの作品のウリですが、これを読んで「だったらおれも、この心の声を小説にしたためてみるか」なんて、12歳も17歳も35歳も日本全国一億人ペンを手に取る、そんな起爆剤的小説にもなったらステキよね。

12歳の文学賞

12歳の文学賞は、小学館が主催する、小学生を対象とした新人公募文学賞。

瑞々しさと繊細さと吸収力と、さまざまな感性を合わせ持つ10~12歳だからこそ描ける物語があります。この多感な時期に、はじめての作品を手掛けている有名作家やアーティストも多いです。

10代に入り口に立つ彼らだからこそ見える世界は、大人にも新しい驚きと発見があります。

三船恭太郎君は、第二回12歳の文学賞大賞を受賞。受賞作と書き下ろしを含む『12歳の空』を刊行。12歳の文学賞からはじめての単行本デビューとなりました。

同じく今年、12歳の文学賞から単行本がデビューした鈴木るりさんの『さよなら、田中さん』が話題になっています。鈴木さんは、12歳の文学賞で初の三年連続大賞受賞。現在14歳、中学2年生。くすりと笑えて、心あたたまる作品です(*’ω’*)

12歳の文学賞公式サイト

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