2017年に読んだ本~読書記録

雨だれ:2017年読書記録

わたしの読書記録メモ【2017年版】です。

昨年は目標冊数を200冊に設定したものの、そこまで読めなかったので、2017年は目標冊数50冊と少なめにしています。(絵本は含まず。数冊、例外もあります)今年はあまり冊数に振り回されず、自分のペースで読書を楽しみたいと思います。

**リスト**

2017*51冊目~

54冊目『兵士ピースフル』

中学生におすすめ。第一次世界大戦中に、およそ300人ものイギリスと連邦軍の兵士が脱走や臆病行為により、銃殺刑に処された兵士の物語を描いたカーネギー賞候補作「兵士ピースフル」

53冊目 『ある秘密』

*この本に投票する* 2004年にフランスで「高校生の選ぶゴンクール賞」に選ばれた著者の...

幼いころから家族の中になにか秘密が存在している予感があった。15歳になった年、ぼくは周りの大人たちが語ろうとしないその秘密の意味を知る。著者自身の体験から生まれた、フランスで高校生が選ぶゴンクール賞に選ばれたベストセラー小説。

52冊目 ジョン・ボイン『縞模様のパジャマの少年』

「死の工場」と言われたアウシュビッツ収容所をぐるりと取り囲む高く長いフェンス。そのフェンスをはさんでふたりの少年の間に芽生えた友情の行方は…。

軍人である父の都合でベルリンから引っ越したブルーノ。新しい家は「シューヨージョ」と呼ばれる町で、そこにはおそろいの縞模様のパジャマを着た人たちがいた。ブルーノはそこでひとりの縞パジャマを着た少年と友だちになるのだが…。中学生からぜひ読んで欲しい1冊!

51冊目 田中真佑『影裏』

震災で失われたものを懐かしみ、時にふりかえり、そして進んでゆく。沼田真佑デビュー作、第157回芥川賞受賞作。

第157回芥川賞受賞作。転勤でやってきた岩手の地で、釣りを通じて気心の知れる仲となった同僚の日詰。震災後に行方が分からなくなっているという彼の足跡をたどるように、また川へと誘われる主人公。突然に失われたもの、その事実とどう向き合うか、亡くなった人を偲ぶとき、確かにそこにだれかがいたことを感じるはず。

2017*41冊目~50冊目

49・50冊目 ライオネル・シュライヴァー『少年は残酷な弓を射る(上・下)』

クラスメイトを含む11人もの犠牲者をクロスボウで撃ち抜くという凶悪犯罪を犯した15歳の少年ケヴィンは、生まれながらに残忍で悪意を持った子どもだったのか。それとも悪魔のような子どもを作り出したのは子供を拒絶し続けた冷酷な母親のせいなのか。高校生が校内で銃を乱射し無差別殺人を行ったコロンバイン事件のような若者による凶悪犯罪をモチーフにしたアメリカのベストセラー小説。

48冊目 最果タヒ『十代に共感する奴はみんな嘘つき』

http://amada-re.com/saihate-tahi-10dai-usotuki/
最果タヒさん初読み。詩人である著者のこちらは小説です。

言葉にとらえられて読み進めづらい感覚と10代らしいあの自分を持て余すような感じ。あとから振り返って赤面したくなるような。本谷由希子さんの作品に似た感覚。あとがきもよかったです。

47冊目 リュドミラ・ウリツカヤ『ソーネチカ』

以前から気になっていたリュドミラ・ウリツカヤ初読み。表紙の雰囲気も好き。どう転んでも羨ましいとは思えない人生を、震えるほど幸せだと言い切るソーネチカに違和感を感じつつも、そのすべてを受け入れる包容力は、「本の虫」だった彼女の高度な現実逃避能力かもしれないと思うと、自分はまだその域には達してないわと思う。

46冊目 小川洋子『不時着する流星たち』

http://amada-re.com/fujityaku-ryusei/
実在した人物をモチーフにした短編集だけれども、どこまでがノンフィクションなのかわからない感覚(この物語の中で実在していたのは誰なの)と、短編がひとつ終わるごとに彼らの続きの人生に思いをはせる余韻。彼らの色あせたアルバムをのぞき見たような不思議な物語のとりこになってしまった。一度に読むのはもったいなくて少しずつ読了。

45冊目 中脇初枝『わたしをみつけて』

中学生・高校生におすすめ。中脇初枝さんの連作短編『きみはいい子』と同じ町にある病院、そこで働くあるひとりの女性の物語。彼女は父のことも母のことも知らない、孤児でした。

好きな作品、再読。生まれるということは、無条件に自分の居場所を与えられるということ(であるはず)なのだが、それが叶わないと感じる子どもがいるのだとしたら、それは大人がなんとかするべき問題だと思うのです。毎回、泣いてしまう作品。菊地さんが語る渡邉さんのエピソードが毎回胸が痛い。

レビューはこちら

44冊目 ハリエット・アン・ジェイコブズ『ある奴隷少女に起こった出来事』

中学生・高校生におすすめ。アメリカでベストセラーとなった歴史的ノンフィクション、ハリエット・アン・ジェイコブズによる『ある奴隷少女に起こった出来事』

読んでよかった本。読むべき本。長い間、フィクションと思われていた、ノンフィクション作品。「どんなペンをもってしても、奴隷制によって作り出され、すべてを覆いつくす堕落を十分に表現することはできない」と彼女は語る。その通りなのだろうけれど、真実を知り、これからを判断する能力なら私たちにも備わっているはず。

レビューはこちら

43・44冊目 乙一『ZOO』

怖い、ぞっとする話が好きな人におすすめ、映画化もされた乙一さんの傑作短編集。

黒乙バージョン。乙一さんのぞわりとする短編集より映画化作品を収録した文庫本。どの作品も裏切らないざわざわ感。「SO-far そ・ふぁー」はラストでどきっとさせられ、「ZOO」は映像が浮かぶ感じが好き。SFテイストな「陽だまりの詩」もなかなかよい。「冷たい森の白い家」がドンピシャで好きな感じ。二度読みしてしまった。

41冊目 石井光太『蛍の森』

ノンフィクション作家・石井光太がハンセン病や差別をテーマに描いた『蛍の森』。胸が押しつぶされるような苦しさの中で「人間として生きる」ことを問う。そして、私たちにできることとはなにか。

2017*31~40冊目

40冊目 青羽悠『星に願いを、そして手を。』

史上最年少・現役高校生による第29回小説すばる新人賞受賞作。中学生・高校生におすすめの青春ライトミステリー。

39冊目 青木奈緒『幸田家のことば』

38冊目 パトリック・ネス『怪物はささやく』

中学生・高校生におすすめ。シヴォーン・ダウドの原作をパトリック・ネスが書き上げた『怪物はささやく』。映画原作としても注目。

病気の母とくらす少年・コナーのもとに、ある日突然現れた怪物はこう言った。「これからお前に三つの物語を聞かせる。語り終えたら、次はお前が四つめの物語、真実を語れ」それは、少年が胸の奥にしまい込んだ恐怖と向き合うことだった。映画化でも話題のカーネギー賞受賞作。

37冊目 中田永一『吉祥寺の朝日奈くん』

『百瀬、こっちを向いて』の中田永一が描く、胸をきゅんとさせる恋愛短編集『吉祥寺の朝日奈くん』2017年映画公開。

36冊目 ケン・リュウ『紙の動物園』
http://amada-re.com/kaminodoubutuen/

35冊目 天童荒太『ムーンナイト・ダイバー』

震災から4年半。復興が進む中、当時のまま痕跡の残る町。海の底には、いまも波にさらわれたままの町が眠る。男は、だれも潜ることのできない危険なエリアに潜り、遺留品を拾い集める秘密の仕事を請け負っていた…。福島への鎮魂をつづる。

34冊目 葦舟ナツ『ひきこもりの弟だった』

33冊目 湊かなえ『告白』

告白とは、だれかに秘めた思いを伝えること。でも、こんな告白はごめんだわ。これは、中学生と教師の最悪の復讐バトル劇である。

32冊目 レシピにたくした料理人の夢―難病で火を使えない少年ー

「いつか料理人になってたくさんの人を笑顔にしたい」それが少年の夢だった。しかし17歳になった少年に告げられたのは、治療法がないといわれる難病だった。

31冊目 澤井美穂『赤いペン』

高学年におすすめ  高学年から中学生にもおすすめ  著者のデビュー作。澤井美穂さんは、北海道生まれ。高校の国語教諭をしながら、児童文...

2017*21~30冊目

30冊目 長谷川夕『おにんぎょうさまがた』

29冊目 桐野夏生『優しいおとな』

「おとなには、優しいおとな、優しくないおとな、どっちつかずの3種類がいる。」子どもが生きのびるために必要なのは、大人を見極めるスキルなのか。

28冊目 藤田孝典『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』

中学生からの10代に読んで欲しい新書。藤田孝典さんの『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』。

27冊目 アデル・ジェラス『バレエものがたり』~岩波少年文庫

バレエが好きな人や、バレエ物語の入門書として小学校中学年から読める物語集です。おとぎ話や童話が好きな人にも。

26冊目 伝記絵本*遣唐使物語まなり~井真成

2004年の秋、中国の西安で工事現場から「墓誌」と言われ石が出土された。そこに彫られていたのは「井真成」という名前と「日本」という国号。 ...

25冊目 宮本輝『蛍川・泥の河』

24冊目 ルイス・サッカー『顔をなくした少年』
http://amada-re.com/kao-nakusita/

23冊目 小説 TRIPPER (トリッパー) 2017 春号 2017年 3/30 号 [雑誌]

今村夏子さんの『星の子』が読みたくて、文芸誌を購入。

22冊目 池上彰『学び続ける力』

中学生・高校生におすすめの新書。現在、大学でリベラルアーツを教えている池上彰さんが語る『学び続ける力』教養とはなにか。そして学ぶこととは。

21冊目 角田光代『Presents』

中学生・高校生におすすめ【角田光代さんの短編集】~女性たちが人生の中でもらうさまざまな贈り物を描く。

2017*11~20冊目

20冊目 瀬尾まいこ『春、戻る』

結婚を間近にひかえたさくらの前に、ある日突然「兄」が現れた。どう見ても、さくらよりも年下。それに、さくらにはもちろん、兄などいない。(私にも兄などいない)

19冊目 梨木香歩『西の魔女が死んだ』

小学校高学年・中学生におすすめ!梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』~学校に行きたくない人、自然が好きな人にも

18冊目 長田弘『最初の質問』

卒業し旅立っていく子どもたちに向けて、最後のよみきかせをする機会をいただきました。風を感じ、あたたかさを感じさせてくれる、長田さんが優しく語りかけてくれる詩の絵本。新しい一歩に。

17冊目 今村夏子『こちらあみ子』

目があった瞬間、「読めばいい」とその生き物は私に言った。 「ほう」と私はつれなく返した。 あのね、私に甘い声をかけてくる...

16冊目 今村夏子『あひる』

デビュー作『こちらあみ子』がえらく気に入って、楽しみにしていた今村夏子さんの2作目『あひる』。第155回芥川賞候補となりました。

15冊目 長谷川夕『僕は君を殺せない』

君は、僕の、たくさんある嫌いなもののうちのひとつです。それなのにどうして、そんな風に笑うのでしょうか。君が笑うたび、僕は泣きたくなります。

14冊目 西加奈子『i』

中学生・高校生におすすめ。2017年本屋大賞にもノミネートされた西加奈子さんの「i」。私の存在理由【アイデンティティ】を問う。

13冊目 藤岡陽子『いつまでも白い羽根』

12冊目 宇田川敬介『震災後の不思議な話』

東日本大震災の後、被災地には多くの不思議な話がうまれた。古くからの伝承を添えて、そうした話を集めて紹介した1冊。

震災から数年、復興がすすむ被災地で噂されるふしぎな物語。ただの幻だともいえないこんな話があちらこちらにある。志半ばで日常を断ち切られてしまった人たちの思いは、、たしかにそこにあるのだろうと思う。

11冊目 『誕生日を知らない女の子』

2017*1~10冊目

10冊目 『受験生の心の休ませ方』

「なんのために勉強するの?」「どうして私は大学に行くんだろう?」そんな疑問に立ち止まる受験生に、ちょっと休憩して読んでみて欲しいのがこの本。

9冊目 七月隆文『天使は奇跡を希う』

「希う」は「こいねがう」と読む。 当て字だろうかと調べたら辞書にあった。 強く願うという意味だそう。 少女は天国から落ちてきた...

8冊目 『ある15歳の死』

中国の難関中学校に通う少女が自ら命を落とすまでを日記形式でつづったノンフィクションノベル。追い込まれていく心が伝わり切ないです。

7冊目 森絵都 『みかづき』

みかづき posted with ヨメレバ 森 絵都 集英社 2016-09-05 Amazon K...

6冊目 佐藤泰志『そこのみにて光輝く』

5冊目 大江健三郎『死者の奢り・飼育』

4冊目 『紫式部の娘 賢子がまいる!』

3冊目 もう家には帰らない~さよなら日本一醜い親への手紙

2冊目 綾辻行人『アナザー』

1冊目 中田永一『百瀬、こっちを向いて。』

恋愛アンソロジー『LOVE or LIKE』の短編「百瀬、こっちを向いて」でデビュー後注目の作家・中田永一さんの胸キュン青春恋愛短編集。中学生・高校生におすすめ。
スポンサーリンク

フォローする