2017年本屋大賞は恩田陸『蜜蜂と遠雷』に決定!

本屋大賞

全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2017年本屋大賞が発表されました。

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2017年本屋大賞

1位:恩田陸『蜜蜂と遠雷』

一度手にしたものの、二段組の分厚い単行本を読み切れず一旦休止中です。読了した方たちの感想は高評価ですし、途中まで読んだ感じは丁寧な文章でゆっくりと流れる時間を感じる作品でした。音楽が好きな人は世界に入りやすいと思いますが、一方、音楽にあまり興味がない人は、物語の中に入り込みづらいかもしれません。本著に登場するピアノ曲を集めたCDもあります。音楽に触れながらページをめくるとより、物語の世界を感じることができますよ。時間のあるときにゆっくり読みたいタイプの本。

内容(「BOOK」データベースより)
私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!

2位:森絵都『みかづき』

森絵都さんの作品の中ではかなり長編です。胸に残るフレーズも多く、少しずつじっくりと読んで1週間ほどで読了。 子どもに関わるお仕事をしている方にはぜひ読んで欲しい。学校や塾を舞台にした家族の物語なので、中学生・高校生にも読みやすくおすすめです。

わたしのレビュー*子どもを育てる学習塾の奮闘~森絵都*みかづき 

【内容紹介】
「私、学校教育が太陽だとしたら、塾は月のような存在になると思うんです」
昭和36年。人生を教えることに捧げた、塾教師たちの物語が始まる。
胸を打つ確かな感動。著者5年ぶり、渾身の大長編。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。
女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、
塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い――。
昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編。

3位:塩田武士『罪の声』

昭和を象徴する事件のひとつ「グリコ森永事件」を取り上げたミステリー。謎の多かった未解決事件は今も私たちの心に強烈な印象を残している。そこをうまく掴まれて、序盤からぐいぐいと惹きつけられます。実在の事件を匂わせながら進むので、ノンフィクションのような物語の謎に、気が付くと引き込まれているという感じ。昭和世代には特におすすめ。事件を知らなくてもミステリー小説として楽しめます。

【内容紹介】
「これは、自分の声だ」
京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった――。昭和最大の未解決事件―「ギンガ萬堂事件」の真相を追う新聞記者と「男」がたどり着いた果てとは――。
気鋭作家が挑んだ渾身の長編小説。

4位:小川糸『ツバキ文具店』

『食堂かたつむり』の小川糸さん。優しくてすっと心に寄り添ってくれるような物語は、ここにも。NHKでドラマ化もされました。インターネットの普及で、メールやラインでのやり取りが多い昨今ですが、読み終えた後は、だれかに丁寧な手紙を書きたくなるような物語。誰かから手紙が欲しくなる、というのもあるけれど(*´ω`*)中学生・高校生の朝読書にもおすすめです。

【内容紹介】
言いたかった ありがとう。言えなかった ごめんなさい。
伝えられなかった大切な人ヘの想い。あなたに代わって、お届けします。家族、親友、恋人⋯⋯。
大切に想ってっているからこそ、伝わらない、伝えられなかった想いがある。
鎌倉の山のふもとにある、
小さな古い文房具屋さん「ツバキ文具店」。
店先では、主人の鳩子が、手紙の代書を請け負います。
和食屋のお品書きから、祝儀袋の名前書き、
離婚の報告、絶縁状、借金のお断りの手紙まで。
文字に関すること、なんでも承り〼。

5位:村山早紀『桜風堂ものがたり』

『コンビニたそがれ堂』シリーズなどほっこりファンタジーがお気に入りの作家・村山早紀さんの作品が本屋大賞にノミネート。とてもうれしいです。中学生・高校生におすすめです。

内容(「BOOK」データベースより)
万引き事件がきっかけで、長年勤めた書店を辞めることになった青年。しかしある町で訪れた書店で、彼に思いがけない出会いが…。田舎町の書店の心温まる奇跡。

6位:原田マハ『暗幕のゲルニカ』

未読です。

内容(「BOOK」データベースより)
反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの“ゲルニカ”。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、忽然と姿を消した…。大戦前夜のパリと現代のNY、スペインが交錯する、華麗でスリリングな美術小説。

7位:西加奈子『i』

「自分は何者なのか」自分の存在するべき場所の曖昧性を感じている現代人は多いが、そんな人の心に何か訴えるものがあるはず。ひとりの少女が大人の女性となるまでという、長い年月をつづった物語です。迷いの中にある主人公のアイに共感しやすく、2日で読了。

わたしのレビュー*西加奈子*i 

内容(「BOOK」データベースより)
「この世界にアイは存在しません。」入学式の翌日、数学教師は言った。ひとりだけ、え、と声を出した。ワイルド曽田アイ。その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる。ある「奇跡」が起こるまでは―。「想うこと」で生まれる圧倒的な強さと優しさ―直木賞作家・西加奈子の渾身の「叫び」に心揺さぶられる傑作長編!

8位:森見登美彦『夜行』

『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半神話体系』『有頂天家族』などの作品で人気の作家・森見登美彦さんは、京都を舞台にした一風かわった物語と独特の文章で、オリジナリティーのある作家さんですよね。我が家にもファンがいて、先ほどの3つの作品とも本棚に並んでいますが、実はわたしは彼の作品をうまく読めないのです(>_<)ホラーテイストの作品らしいですよ。

【内容紹介】

僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。

私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」

9位:村田沙耶香『コンビニ人間』

又吉直樹さんの『火花』に続き、芥川賞からの本屋大賞へのノミネート。敷居が高くなりがちな純文学を気軽に触れてもらえるいいきっかけとなってくれると嬉しいな。村田沙耶香さんの作品の中では断然読みやすく、彼女の作品をこれまで敬遠していた人にも手に取ってみて欲しい。中学生・高校生にもおすすめです。1日で読了。

内容(「BOOK」データベースより)
36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。

10位:川口俊和『コーヒーが冷めないうちに』

あなたにもう一度会いたい人がいますか。コーヒーが冷めるまでの短い時間の中だけ許される、こちらもほっこり系ファンタジー。辻村深月さんの『ツナグ』が好きな人におすすめ。中学生・高校生の朝読書にもおすすめです。

【内容紹介】
とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるというただし、そこにはめんどくさい……非常にめんどくさいルールがあった