井上ひさし【四十一番の少年】

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BOOKS雨だれ 井上ひさしさんの自伝的小説

もくじ

四十一番の少年/汚点(しみ)/あくる朝の蝉

はんぶんあらすじ&レビュー

二十数年ぶりに、孤児院を訪れた利雄。思いがけず、懐かしい修道士と再会した利雄の目に止まった、洗濯番号の木札。利雄の洗濯番号は四十一番だった。番号順に懐かしい顔ぶれを思い出すうちに、とある番号で利雄の表情は歪んだ。恐ろしく、絶望の中にいながら、小さな希望を抱いていたあの頃の記憶がよみがえる『四十一番の少年』

孤児院で暮らす兄の下に、知り合いのラーメン屋に預けられている弟から葉書が届く。葉書についた汚点(しみ)に兄の心はざわめく『汚点』

孤児院にいる兄弟が、夏休みのあいだ祖母のもとを訪れる『あくる朝の蝉』

放送作家、小説家、エッセイストなど、さまざまな分野で活躍してきた著者の自伝的小説といわれている。孤児院に預けられる、というのは、子どもの力の及ばない大人の事情によるものだと思うのです。認めたくない、それでも受け入れざるを得ない環境の中で、抗う気持ちとはうらはらに、従順しなければ生きていけない、悔しさや切なさ。著者ならではの精錬された切り口で描かれています。

井上ひさしのおすすめ作品

高学年から中学生に読んで欲しい本。原爆投下されたヒロシマの町を、みんなに情報を伝えるために駆け回った3人の少年の物語。井上ひさしさんによる舞台原作です。

名門高校に通う落ちこぼれの主人公と仲間たち、そして東京からの転校生が巻き起こすコミカルな高校生活を描く『青葉繁れる』も、著者の自伝的小説と言われています。パパママ世代も楽しめる。

第二回SF大賞受賞作品の『吉里吉里人』は、東北の吉里吉里に住む人たちが日本から独立しようと運動を起こす、なんとも奇抜でコミカルな物語。

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