絵本がもっと好きになる!絵本のことがわかる本

絵本好きにおすすめの本

絵本は小さな子どものためだけのものではありません。幼いころに親しんだ絵本は、いくつになってもほっとできる場所だったりします。ひごろよみきかせ活動をしながら、この子たちが大人になっても大切にしたい絵本と出会ってほしいな、と時々考えながら絵本を読んでいます。

わたしがお気に入りの「絵本好きのための本」を紹介します。手元において何度も繰り返し読みたくなる絶品ばかり。

絵本エッセイ

長田弘『小さな本の大きな世界』

本好きでもある詩人・長田弘さんがつづる本のこと。童話、小説、随筆、絵本、図鑑……さまざまなジャンルからお気に入りの145冊を酒井駒子さんのイラストとともに贈ります。

ぼくの宝物絵本

懐かしい絵本や未知の輝きをもった絵本に出会い、買って買って買いまくる……楽しいエッセイで笑いを届ける歌人・穂村弘が絵本の魅力をつづるエッセイ。オールカラーでなかなか手に取ることのできない絵本の写真もたくさん掲載されています。

江國香織『絵本を抱えて部屋のすみへ』

作家・江國香織が、美しく豊かな言葉で紡ぐ35編の絵本エッセイ。からだの中にしみ込んでいる絵本たちは、彼女の言葉そのものや創作のルーツなのだろう。ひとつひとつの絵本への愛情を感じます。

その他

『絵本作家61人のアトリエと道具』

ロングセラー絵本や人気の絵本作家のアトリエがのぞける絵本好きにとってウキウキ楽しい1冊。絵本を生み出した道具や製作のエピソードなど、作家さんたちの絵本への思いが伝わります。すてきなアトリエばかりですよ。

福音館の「絵本作家のアトリエ」シリーズもおすすめです。

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