川島誠『ファイナルラップ』

ファイナルラップ
中学生から高校生におすすめ
男子におすすめ
自分のやりたいことなんて簡単には見つからない。迷いの先にその答えを見つけることもある。
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青春とは迷いながらもただ走り続ける

健は海辺の町に住む高校三年生。

二十歳で結婚している一番上の兄・裕、専門学校に通う、すぐ上の兄・零、そして健と三兄弟の末っ子だ。

進学校に通うが勉強にはイマイチ身が入らなくて、年下の彼女ともうまくいってるのかどうか。陸上だけは好きで夢中になっている。自分が何をしたいのかわからずにいるような毎日の中、ある日突然に兄の裕が死んだ。

サーフィン中の事故だった。

絶望も希望も訪れては、そのすべてを抗わず受け入れていく。

そのまっすぐさというか柔軟さは、生きていくうえでとても重要な要素だと、人生に抗いまくっている私は思う。

内容(「BOOK」データベースより)

海辺の街で育った3兄弟の末っ子・健は陸上部の長距離ランナー。進学校に通う高校3年生ながら、陸上にしか熱意を燃やせず、勉強には身が入らない。後輩との恋愛も上手くいかず、自分の将来を思い描けずにいたある夏の日、長兄の裕が事故に遭い帰らぬ人となってしまう…。いつもそばにいた兄の不在をきっかけに、悩み苦しみながらもゆっくりと大人になってゆく少年を、柔らかな筆致で描いた傑作青春小説。

 

 川島誠をもっと読みたい人に

川島誠さんの作品のテーマのひとつにあるのは、少年の生と性。

男の子にとって(男にとって、とも言える)生と性は切り離せず。苦手なかたにはおすすめしません。そこが川島さんが好きな人と苦手な人とわかれるポイントかもね。

川島誠『800』~陸上と恋と青春と
800M走が好きで、ただ走ることが好きなふたりの高校生の青春と恋の物語。
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