同じ顔をもつ16歳の少女たちの謎~伊島りすと【飛行少女】

こわい

おすすめポイント

中学生・高校生におすすめ

怖い本が読みたい人に

ジャケット買いしたい本

同じ顔の少女たち

「綺麗」と「怖い」は似ている。とてもきれいな表紙に惹かれてこの本を手にしてしまったあなた。これは新感覚ファンタジック・ホラーです。

クリスマス前の12月、救急センターに一人の少女が運び込まれた。劇毒薬を大量に飲み込んだと思われるその少女に蘇生措置を施しながら、女医・立花麗火は、違和感を感じていた。生きながら腐りゆく体…。その少女は、自分がかつて治療で関わったことのある少女と同じ顔をしていた。さらに、ほかにも同じ顔を持つ少女が現れる。

少女たちの共通点は16歳だということ。

映像化したら絶対気持ち悪いだろうなぁというシーンも多く(たぶん映像でみたら私は吐く)、恐怖におびえる少年少女たちの心情は「リング」レベル。

女医さんが謎を解き明かしていくのですが、医学・科学の面からの解析も多く(難しい言葉もたくさん出てきて、理解度はあやふやだったり)、その中で、医学では説明のできない現象が起こります。その謎は解明できるのか…。

ホラーが苦手でも、ミステリーが好きなら楽しめます。

瀬名秀明の「パラサイト・イヴ」が好きな人におすすめ。

ネタバレになるので、多くを語れませんが、謎を解き進めるうちに、まさかの……という展開に流れていきます。

著者・伊島りすと

『ジュリエット』で第8回日本ホラー小説大賞を受賞。ほかに『橋をわたる』など。

好きな感じの作品なので、新作も楽しみに待っています(*’ω’*)