本山理咲【いじめ 心の中がのぞけたら―漫画 明日がくる】

いじめ

いじめに悩んでいる人も、いじめをやめられずに困っている人も、クラスや部活でなんとなく起こっているいじめに対してどうしたらいいのかわからないという人も、みんなで考えて欲しい。こちらは、いじめに関わっているいろんな人の声の載せた1冊の漫画『いじめ 心の中がのぞけたら―漫画 明日がくる』を紹介します。

おすすめポイント

◇中学生・高校生にぜひ読んで欲しい

◇朝日中高生新聞にて連載

◇漫画の元はみんなからの投稿

◇いじめをテーマにした漫画

◇いろんな立場の人が見えてきます

◇学校図書館にもおすすめ

読者の投稿を漫画化

朝日中高生新聞の連載の中で、真っ先に私が読むコーナーがある。それが、「漫画 明日がくる」。中学生や高校生のみんなから「いじめ掲示板」に寄せられた投稿をもとにした漫画です。新聞の紙面では1ページだけ、単行本でもひとつの物語はほんの数ページの短いストーリーです。しかし、この数ページの中に、だれかの苦しい思いがぎゅっと詰まっています。周りの人にはうまく相談できなくて、どうしていいか苦しい気持ちです。きっとメールや手紙にひとりで悩んでいたさみしくて切ない気持ちが込められていたのだろうと思います。

いじめにあっているひとだけじゃなくて、いじめを見ている人、いじめをしている人の声もあります。だれにも言えずにいる、みんなのリアルな声が、そのまま本山さんのシンプルな漫画に映し出されます。それが、まっすぐに心に刺さります。

いろんな立場のみんなの声が聞こえるから、きっと、あなたに近いだれかのストーリーも見つかるはず。そして、自分とはちがうだれかの心に耳をかたむけてみて。これまで見えなかった世界がそこにもあるってことに、気づいてくれるといいな。

ひとりじゃないよ。

ところでわたし、いじめという言葉が嫌いです。

カテゴライズされているようで。
いじめってただの悪意、だよね。

*本をチェックする*

続編も出版されています。