和菓子について本で調べてみよう

大好きな和菓子について調べてみたいです。

和菓子のどんなところが好きなの?

見た目もきれいだし、おいしいところ。

私も和菓子って大好き。実は私、学生時代に和菓子屋さんでアルバイトしていたんです。

和菓子は、美しさと上品な甘さをもつ日本の伝統的なお菓子です。

あっ!これを読んだら絶対に和菓子が食べたくなるから←保証します

本と一緒に和菓子とお茶の準備もお忘れなく。麗しく美味なる和菓子の世界を旅してみよう!

キーワード

和菓子について調べるためのキーワードを考えてみよう。キーワードから気になる言葉を辞書で調べてみよう。どんな意味や定義があるのだろう。

キーワード
和菓子、生菓子、干菓子、餡子(あんこ)、羊羹(ようかん)、饅頭(まんじゅう)、団子(だんご)、求肥(ぎゅうひ)、練り切り(ねりきり)

おいしいキーワードがたくさん出てきましたね

図書館で調べるときにどんな本棚から本を選んだらいいのか本の分類をチェックしてみよう。

図書館で調べるときの本の分類
596…食品・料理(和菓子)
588…食品工業(和菓子職人)

入門書を調べてみよう

求肥、練り切り、きんつば、和三盆、鹿の子…言葉として聞いたことはあるけれど、それってどんなの?という人には、まずは入門書から読んでみよう。あったかいお茶を入れて、本を開いてみて下さいね。

平野恵理子『和菓子の絵本―和菓子っておいしい!』

おまんじゅう、おだんご、もち菓子、おせんべい、あんこ菓子、寒天、あめ、南蛮菓子と、よく見るあの和菓子をジャンル別に、ほんわかなイラストつきで解説してくれます。
和菓子の材料や作る道具なんかはもちろん、和菓子の歴史もわかっちゃう。
おうちで作れる「和菓子の作り方」も絵本らしくイラストと一緒に紹介されています。
まずは、近所の和菓子屋さに出かけて、ぴんときた和菓子を購入。

和菓子のほん (たくさんのふしぎ傑作集)

丁寧に描かれたかわいらしいイラストで季節ごとのお菓子が紹介されています。ほっこりします。

わくわく ほっこり和菓子図鑑

和菓子と和菓子回りのさまざまなものから、「美味しい」「可愛い」「楽しい」「なるほど」を集めた。全174項目。簡単レシピ付き。
和菓子図鑑の名前のとおり、和菓子のことがよくわかる1冊。50音順にならび、和菓子を調べたい人にもぴったりです。ながめているだけでもウキウキと楽しくなりますよ。もちろん、おなかもすきます(・∀・)

より詳しい本を探して読む

自分が調べてみたいテーマに合わせて、本を探してみよう。役立ちそうな本をいくつか紹介します。

青木直己『図説 和菓子の歴史』

(内容紹介)
日本人の生活に欠かせない和菓子はいかにして現在の姿になったのか。その発展には、時代ごとに日本に流入してきた外国文化が大きな影響を与えていた。本書では、唐菓子や点心など中国の影響が大きい古代~鎌倉時代にはじまり、南蛮人との出会いによって日本の菓子の幅が広がった室町時代をへて、日本独自の菓子文化が花開く江戸時代までの和菓子の歩みを、多数の図版とともに解説する。

和菓子好き委員会あんこ部『あんこ読本 あんこなしでは生きられない』

和菓子に欠かせないあんこ。紹介されている東京・関西のあんこの名店はどれもとてもおいしそうです。おうちであんこを煮る方法も参考になります。

和菓子職人 一幸庵 水上力

和菓子職人の仕事やその情熱が伝わる写真集です。

インターネットで調べる

インターネットで和菓子のことがわかるサイトを紹介します。

和菓子ものがたり|全国和菓子協会
和菓子の歴史やその由来から和菓子の楽しみ方まで、和菓子のものがたりを紹介しています。全国和菓子協会のサイトです。

日本のお菓子歴史年表|お菓子何でも情報館
日本における和菓子の歴史を年表形式で紹介しています。記載されているのは和菓子だけではありませんが、参考になります。

和菓子の出てくる小説

和菓子が出てくるおいしい本を紹介します。

坂木司『和菓子のアン』

食べることが大好きな色白ぽっちゃり系女子の梅木杏子・通称アンちゃんは、デパート地下の和菓子さんでアルバイトをしている。ほのぼのした和菓子屋さんで起こる小さな謎を解き明かす、おいしい系ほっこりミステリー。続編『アンと青春』も合わせてどうぞ。

まはら三桃『風味さんじゅうまる』

中二の伊藤風味は、大正時代からつづく和菓子屋「菓匠・一斗餡」の娘。その一斗餡に、長崎街道=シュガーロード沿いの菓子店が集結し、新製品で競い合うSS‐1グランプリ参加のお誘いが舞い込み、風味は新しい和菓子作りを手伝うことに…。小学校高学年から中学生におすすめ。入試問題にもよく出典されている物語です。

瀬尾まいこ『春、戻る』

結婚をひかえた主人公・さくらの前にある日現れた「兄」と名乗る謎の男!?さくらの婚約者・山田さんの実家は和菓子屋さん。「兄」は山田さんのもとを訪れては、せっせと大福を買っていくのですが、この大福がまたおいしそうなのです( *´艸`)

瀬尾まいこ『春、戻る』
結婚を間近にひかえたさくらの前に、ある日突然「兄」が現れた。どう見ても、さくらよりも年下。それに、さくらにはもちろん、兄などいない。(私にも兄などいない)

坂木 司 ほか『和菓子のアンソロジー』

『和菓子のアン』の著者・坂木司が、今いちばん読みたい人気作家たちに「和菓子」をモチーフにした短編を依頼してできあがったアンソロジー。おいしくないはずがない!あっ、ちがった。おもしろくないはずがない。収録作家さんはこちら→小川一水、木地雅映子、北村薫、近藤史恵、柴田よしき、日明恩、恒川光太郎、畠中恵、牧野

まとめ

和菓子について新しい発見があったかな。甘いものが食べたくなる本ばかりでしたね。おいしい和菓子を食べながら、和菓子の勉強もいいですね。

こんなおいしい勉強なら毎日楽しいね