角田光代『さがしもの』

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中学生・高校生におすすめ
通学や朝読書にぴったりの短編集
国語入試問題によく出る本

毎夜、読書が日課の私は、旅に出る時も、もちろんキャンプでも、本を持ち歩く。ただ、ぬかりのない準備が苦手なので、本を鞄に入れ忘れることもしばしばある。(忘れ物は本に限らず、メイク道具から携帯電話までさまざまだが)

この本も旅先で本を忘れたことに気づき、現地の本屋さんで購入したもの。

かつて手放した古本に異国の旅先でまた出会うというふしぎなめぐりあわせの物語は、旅先でページをめくる自分の「いま」をなにかぴたりと言い当てられたようで心に光を刺した。これが、わたしが角田光代さんと出会った最初の1冊となった。この本を読み終えた後で、角田光代さんの本を読み漁ることになる。

 

本が好きな人ならだれもがきっと「本とわたし」のエピソードを持っている。

長い付き合いの友人にある日ふと聞いて欲しくなるようなちょっとした物語。

この本は、そんな小さな「本とわたし」の物語を集めたような短編集。

この本を読み終えた後、あなたもきっと自分と本の小さな物語をだれかに聞いてほしいと思うはず。

**もくじ**

旅する本/だれか/手紙/彼と私の本棚/不幸の種/引き出しの奥/ミツザワ書店/さがしもの/初バレンタイン/あとがきエッセイ交際履歴

解説「人間は本を読むために生まれてきた動物」岡崎武志

*******

旅する本・・・学生時代に手放した本との旅先の古本屋での再会

だれか・・・恋人との旅先で発熱したわたしが出会った1冊の本

手紙・・・恋人と訪れるはずだった伊豆の旅館で見つけた1冊の本の中に挟まれた手紙

彼と私の本棚・・・一緒に暮らしていた部屋を出ていく彼と私の本棚問題

不幸の種・・・いつのまにか本棚に忍び込んでいた見知らぬ本、占い師が言った「部屋に不幸の種がある」という言葉

引き出しの奥・・・裏表紙にたくさん書き込みがあるという伝説の古本

ミツザワ書店・・・生まれ育った町にある小さな本屋とぼく

さがしもの・・・余命わずかの祖母から頼まれた1冊の本のさがしもの。

初バレンタイン・・・はじめての恋人と過ごすバレンタインに贈った本。

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おすすめポイント

著者は、直木賞受賞作家の角田光代さん

単行本「この本が、世界に存在することに」を文庫化にあたり改題しました。個人的には、改題前のタイトルの方が好みです。

国語教科書で紹介のおすすめ本

中学校国語教科書で紹介

三省堂・第一学習社 高校国語教科書 掲載

国語入試問題によく出る本

高校入試国語問題に出典

【2014年】山梨県

私立中学校国語入試問題に出典

【2018年】八雲学園中学校/東京純心女子中学校

【2016年】桐朋中学校/獨協埼玉中学校/千葉日本大学第一中学校

【2015年】桜美林中

本をチェックする

内容(「BOOK」データベースより)

「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。

 

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