水野敬也『顔ニモマケズ どんな見た目でも幸せになれることを証明した9人の物語』

顔ニモマケズ
中学生・高校生におすすめしたいノンフィクション
自分に自信のない人に

外見に自信が持てず、だから自分は不幸だと思っている人に、読んで欲しい本があります。それが、このノンフィクション『顔ニモマケズ どんな見た目でも幸せになれることを証明した9人の物語』です。

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あなたは自分の顔が好きですか?

ドイツの市場調査会社が行った「外見」に関するアンケート調査によると、「自分の美しさに満足している」と答えた人の割合が、22か国の中で日本がいちばん低かったそうです。

また、2017年に初めて美容整形に関する実態調査を行ったところ、一年間に美容整形の施術数は190万件でした、国際統計に当てはめてみるとこの数値は、アメリカ、ブラジルに次いで世界で3番目に多いと言えます。

日本は世界3位の「整形」大国? 部位は顔に集中 |NIKKEI SYSTEM

この統計には、整形の多いとされる韓国や中国が含まれていないそうですが、いずれも私たち日本人の外見へのこだわりの強さが見えるような気がします。

整形する人の多くは、外見を美しくすることでより幸せになりたいという思いがあります。

外見の劣等感が大きい人は、少なくありません。

自分がいま幸せでないのは、顔が可愛くないから・・・。

外見が美しければ、もっと自分に自信が持てるのに・・・。

それも間違っていないと思います。

でも・・・。

外見が美しくなければ、本当に幸せになれないのでしょうか?

自分に自信が持てない理由は、外見だけでしょうか?

この本は、外見に問題を抱えている9人の人たちに取材をしています。

彼らは先天性の病気などで、生まれつきあるいは幼いころから顔に症状を抱えています。

リンパ管腫の中島勅人さん

動静脈奇形の河除静香さん

網膜芽細胞腫の泉川一樹さん

口唇口蓋裂のタガッシュさん

全身型円形脱毛症の武田信子さん

アルビノの笠本明里さん

単純性血管腫の三橋雅史さん

ロンバーク病の村下優美さん

トリーチャーコリンズ症候群の石田祐貴さん

特に外見を重視しがちな日本社会においては、彼らはハンディを持っていると言えます。外見が理由でまわりからじろじろ見られたり、人と知り合うことが苦手になったり、就職活動で採用を断られるなどの偏見を受けた経験もここで語られています。

しかし、外見、特に顔は簡単には変えられません。持って生まれたもの。

それなら、どうしたらいいのか?

本のタイトルにあるように、ここで取材を受けている9人の方は、そうした偏見や壁を乗り越えていまを充実させている人たちです。彼らがどのように自分の外見の問題と向き合い克服してきたのか。

きっと、いま悩みを抱えているあなたの力になれるかもしれません。

外見は重要ではない、とはいいません。

わたしたちは、まずは目や音など与えられたものから予測する力を持っていて、最初に見た目でイメージを持ってしまうことも当然あります。

でも外見はあくまでもその人の一部でしかない、ということも忘れてはいけません。

あまり外見にとらわれすぎて、大切なことを見落とさないでね。

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ワンダー  

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