まはら三桃『カラフルな闇』

まはら三桃『カラフルな闇』

単行本: 182ページ
出版社: 講談社
発売日: 2006/4/20

  • おすすめ:中学生女の子向け
  • まはら三桃デビュー作
  • 中学生美術部の女の子の物語

本の紹介(あらすじ)

文化祭で目にした一枚の絵。使い込んだ絵具のスポンジのような空の色、黒い紫色の細長い影のようなもの。気持ち悪い色使いの水彩画に、なぜか志帆は心ひかれた。そして、絵を描いたという小栗周一郎も、志帆の知っている人だった。

両親の離婚で母と暮らす志帆。気持ちが不安定な母、見つけると不幸か幸福をもたらすとうわさの黒魔女、オグシューに恋する親友亜紀との関係、志帆を取り巻く少し複雑な環境も、さらりとした語り口で描かれているので、重さがなくさくさくと読めます。

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受賞歴など
第46回講談社児童文学新人賞佳作を受賞した「オールドモーブな夜」を書き改めたまはら三桃さんのデビュー作。

著者プロフィール

まはら三桃

1966年福岡県北九州市生まれ。

2005年「オールドモーブな夜だから」で第46回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。『カラフルな闇』とタイトルを改題しデビュー。

2011年『鉄のしぶきがはねる』で坪田譲治文学賞を受賞。中高生を主人公にした児童文学は国語入試問題にも多数出典。小学校高学年から中学生におすすめの作家。

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