重松清『きよしこ』

  • 中学生に読んで欲しい重松清
  • 言葉がうまく伝わらない少年の物語
  • 心にじんわりと響く本
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あらすじ

少年はいつも言いたいことが言えなかった。

言葉がつっかえてしまうのだ。無理をしてしゃべろうとすると、言葉の最初の音がつっかえてしまう。

吃音(きつおん)。

どもる、とも言う。

きよしは、そんな少年だった。

「キ」がうまく話せないから自己紹介が嫌いだった。

だから少年はいつも、思ったことを言葉でうまく伝えられなかった。

友だちにも、家族にも・・・。

うまくしゃべれない少年は、さびしくてくやしい思いと隣り合わせの中、だれかと心通わせながら少しづつ成長していく。

吃音(きつおん)とは?

吃音って知ってますか?
言葉がつっかえて、うまくしゃべれないことです。

この物語は、吃音に悩む少年の母親から著者に手紙が届く、というプロローグから始まる。重松さん自身、少年期に吃音症(どもりが)があり、カ行の発音がうまくなかったそうだ。そのため、話すときにはカ行から始まる言葉をできるだけ避けたり、清という自分の名前についても、発音するのに苦労していたそう。

自伝的小説というのとは、少し違うのかもしれないけれど、吃音に悩み「ひとりぼっち」を感じていた少年の心は、重松さんに重なるんじゃないかな。涙必至なので、人前で読まないことをおすすめします。

ブックデータ

きよしこ (新潮文庫)
重松 清
¥ 562(2019/08/08 19:04時点)

*もくじ*
きよしこ/乗り換え案内/どんぐりのココロ/北風のぴゅう太/ゲルマ/交差点/東京
****

国語入試問題に出た本

重松清さんは国語入試問題によく出るされる作家さんですが、『きよしこ』からも出典されています。

私立中学校国語入試問題に出典

【2016年】穎明館中学校

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。
出版社勤務を経て、1991年『ビフォア・ラン』でデビュー。学校を舞台に10代の心情を描いた小説も多く、多くの作品が映画化やドラマ化されベストセラーを生み出している。国語入試問題によく出典される作家としても、10代にお薦めしたい作家。
【主な受賞歴】
『ナイフ』坪田丈二郎文学賞受賞
『エイジ』山本周五郎賞受賞
『ビタミンF』直木賞
『十字架』吉川英治文学賞
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ブックス雨だれ店主
ゆう

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苦手なこと:そうじ
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