『境界を生きる 性と生のはざまで』~性別の悩みを抱える生きづらさの中で

『境界を生きる』 ノンフィクション

  • 性別の悩みを抱えた人へ
  • 毎日新聞の取材によるルポ
  • LGTBについて知る本
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性別の悩みという生きづらさの中で

性分化省疾患、性同一性障害、
「体と心の性」の悩みを抱えている人は、実は多い。

そうした人たちの心の奥に閉じ込めていた声を聴く本。

体と心の性の悩みと言っても、70以上に及ぶ疾患がある。

生まれたときから体の性があいまいなことがある。
体の性別と心の性別が一緒でないこともある。

「まずは私たちのような存在を知ってほしい。あなたの子として生まれてくるかもしれないのだから」
これは、毎日新聞に連載中に取材班に届いた手紙
女性として60年以上生きてきた女性。結婚後に、体内に精巣が見つかった。以来、自分は「男だったのか」という苦悩を抱えることになる。現在ほど、体と心の性の問題が知られていなかった時代。女性は、夫に「秘密」を抱えながら生きてきた。

体と心の性のはざまで、命を奪われるほどの大きな揺れを抱えてしまう人たちが少しでも楽になれるように。

もっと、家族や社会の認識が追い付けばよいのに。

ブックデータ

石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞(草の根民主主義部門・2010年度)
第29回ファイザー医学記事賞優秀賞受賞

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