瀬尾まいこ『強運の持ち主』

文庫: 262ページ
出版社: 文藝春秋
発売日: 2009/5/8

  • 占いが好きな人におすすめ
  • 困ったこと・悩み事を抱えている人に!どこか迷いが吹っ切れる、かも

本の紹介(あらすじ)

あなたは占いを信じますか?
わたしたちの人生は日々、迷いの中にある。
朝はパンにしようか、ご飯と味噌汁にしようか?
今日のカーディガンの色は黒かグレーか?
自分のいきたい学校を選ぶか、親のすすめる志望校に進むべきか?

なにかを選択しなければ、人生は進めない。まるでゲームの主人公のように。ゲームならばゴールまでのシナリオが準備してあるが、人生はシナリオのないゲームなのだ。

どの分岐点が自分の人生を大きく揺らすのか、今はまだわからないから、なにかを選ぶことには不安が付きまとう。
そんな朝に、テレビから能天気な音が流れる。

「獅子座のあなた!今日のラッキーカラーは『青』」

よしっ!今日のカーディガンはやっぱり「青」にしよう。

迷いの先に私たちが求めているのは、不安をぬぐい去ってくれるだれかの「大丈夫だよ」という小さなひとことだと気づく。

あらすじ

ルイーズ吉田は、元OLから転身!?した占い師。
営業で鍛えた話術とするどい観察眼、すぐれた直感力をいかして、ショッピングセンターの一角で占いのお店を開いている。恋の悩み、家族の悩み、小学生の悩み・・・いろんな悩みを抱えた人が、小さな救いをもとめて今日もルイーズのもとにやってくる。
くすりと笑えて、ほんわかあたたかくなるほっこりな物語。

占いに、直観に、アシスタントに師匠に恋人に。
いろんなものを頼りに進んでいけば、なんとなくそれらしいものにたどり着けそうな気がする。(本文より)

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**もくじ**
ニベア/ファミリーセンター/おしまいの予言/強運の持ち主

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