国語教科書の名作を読むシリーズ【光村ライブラリー・中学校編】

アンソロジー | 教科書

語りつがれることばたち

昭和30年から平成14年までに国語教科書に掲載された作品を集めたアンソロジー。
このシリーズ大好きなのです。教科書に掲載されている物語なんてつまらない、なんて思っていませんか?それってたぶん教科書だから勉強だと思うからじゃないかな。

「勉強」というくくりから解放してただの物語として読んでみると、心にしみる余韻を残すいい作品がたくさんあります。特に教科書に掲載されている文章は、掌編や中編と呼ばれる15分以内に読み切れる長さで、きっちりと話がまとまっている秀逸な作品ばかりです。

何を読もうかな、と迷った時におすすめしたいシリーズ。

こちらは 全5巻で71作品(うち詩43作品)。朝読書やよみきかせにもおすすめです。一日ひとつずつ読むのもいいですね。中高生に持ち運びしやすいように、文庫本化してもらえるとうれしいな。

収録作品は以下です。

第1巻 文学

赤い実(井上靖)
おいのり(三木卓)
サーカスの馬(安岡章太郎)
一切れのパン(F=ムンテヤーヌ)
内蔵允留守(山本周五郎)
おふくろの筆法(三浦哲郎)
吾輩は猫である(夏目漱石)

第2巻 文学

繁栄の花(星新一)
アンネの日記(A=フランク)
クロスプレー(五味太郎)
アンの告白(L=M=モンゴメリー)
一塁手の生還(赤瀬川隼)
車掌の本分(かんべむさし)

第3巻 文学

あの坂をのぼれば(杉みき子)
爪王(戸川幸夫)
鼓くらべ(山本周五郎)
くるみ割り(永井龍男)
子馬(M=ショーロホフ)
最後の一句(森鷗外)

第4巻 説明文

フシダカバチの秘密(A=ファーブル)
植物のにおい(岩波洋造)
人間の悩みとあやまち(吉野源三郎)
法隆寺を支えた木(小原二郎)
シンデレラの時計(角山栄)
ラスコー洞窟の壁画(中谷宇吉郎)
江戸の人々と浮世絵(高橋克彦)
動物の文化的行動(河合雅雄)
金星大気の教えるもの(伊藤和明)
三十五億年の命(中村桂子)

第5巻 詩

朝のリレー(谷川俊太郎)/野原はうたう(工藤直子)
野のまつり(新川和江)/白い馬(高田敏子)
足どり(竹中郁)/花(村野四郎)
春よ、来い(松任谷由実)/ちょう(百田宗治)
春の朝(R=ブラウニング)/山のあなた(K=ブッセ)
ふるさと(室生犀星)/忘春(室生犀星)
おおきな木(長田弘)/雑草(北川冬彦)
山頂から(小野十三郎)/木(田村隆一)
大阿蘇(三好達治)/すずめ(ツルゲーネフ)
あどけない話(高村光太郎)/道程(高村光太郎)
母をおもう(八木重吉)/素朴な琴(八木重吉)
木琴(金井直)/ヒロシマ神話(嵯峨信之)
火の記憶(木下夕爾)/わたしが一番きれいだったとき(茨木のり子)
ナワ飛びする少女(藤原定)/ある日ある時(黒田三郎)
紙風船(黒田三郎)/秋(R=M=リルケ)
強者の詩(山村暮鳥)/月夜の浜辺(中原中也)
夕焼け(吉野弘)/木(草野心平)/落葉松(北原白秋)
初恋(島崎藤村)/落葉(P=ベルレーヌ)/夢(L=ヒューズ)
雨ニモマケズ(宮沢賢治)/火を囲んで(石川道雄)
第一ページ(丸山薫)/私の前にある鍋とお釜と燃える火と(石垣りん)