『もちろん返事をまってます』

児童書

  • 小学校高学年から中学生におすすめ
  • ハンディキャップ・手紙をテーマにした本
  • 読書感想文にもおすすめ
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エルサレムのふたりの文通

ノアとドウディはどちらも11歳の小学5年生。ふたりともエルサレムに住んでいます。
ノアは、ブランティア活動のひとつとして、ドゥディとの文通をはじめます。この物語は、そんな2人のやりとりした手紙からなる物語です。

ノアは、元気なふつうの女の子。ちょっとストレートすぎるなって思うところもありますが。ドゥディは、車いすにすわり、一人ではうまく体を動かすこともできないという生涯を持った男の子。

ノアは、近所の知的障害の男の子を散歩に連れ出そうと名乗り出たり(この行動は、男の子のお姉さんにばっさりと断られますが(^_^;)、ドゥディのきもちになってみようと病気のふりをしてみたりするような、感情がすごくストレートな女の子。日本人からみたら「それってちょっと失礼じゃない?」と言ってしまいそうな行動も、ドゥディにとっては刺激になり励ましになります。

「ということはつまり、ドゥディに同情しなさいってこと?」

「同情しろなんていってないわ。ドゥディの立場を思いやりなさいっていいたいの」

「だけど、その思いやりって、まさに同情じゃないの」

ふたりの考え方の違いは、障がいというハンディキャップを持っている人と持っていない人のギャップだけでなく、さまざまな社会的状況の人に置き換えても考えられます。たとえば、人種や宗教の違う人たちのことを、わたしたちは簡単に手に入る情報から分かったようなつもりになることがあるけれど、果たして本当にそうなのかはわかりません。

どんな人も表面的な肩書を外してみれば、単純にわかり合えることもあることを、物語のなかでふたりが証明してくれているような気もします。みんな心を開ける友達が欲しいし、必要なのです。社会的な立場を超えて、ただの「自分」を見てくれる人がね。

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