祖母と過ごした愛しい庭~梨木香歩【西の魔女が死んだ】

女の子 | 教科書 | 映画

おすすめポイント

BOOKS雨だれ 学校高学年から中学生におすすめ

BOOKS雨だれ 高校生・大人におすすめ

BOOKS雨だれ 男女問わずおすすめ

BOOKS雨だれ 読書感想文にもおすすめ

BOOKS雨だれ 第44回小学館文学賞ほか多数受賞

BOOKS雨だれ 国語教科書で紹介

はんぶんあらすじ&レビュー

「西の魔女が死んだ。」

中学生になってまもなく、学校へ行けないまい。まいは祖母のもとで一緒に「魔女修行」をしながら暮らすことになった。

豊かな自然に囲まれ、あるがままを受け入れてくらすこと。そして、祖母のいう「魔女修行」とは、何でも自分で決めるということだった。

不登校だったまいが自分と向き合い、自然に癒され、自分を見つけていく姿を清々しく描く。

ぺーじをめくってまず最初の一文が「西の魔女が死んだ。」
タイトルと同じこの文章を読んだ瞬間、まだなにも始まってもいないのに、ことばがするりと流れ込んできて、すでに自分が梨木ワールドに引き込まれていると気付く。

学校の中でとまっていたまいの時間が、祖母とくらすことで緩やかに動き出す。風を感じたり影を見つけたりするような、時間の流れが緩やかな小説ほど、「時」を愛しく感じる。

縁側に座り、足元には洗面器にハーブ水を準備して読みたい。私には珍しく、単行本よりも文庫本の表紙の方が好き。

文庫本では、その後のまいの物語「渡りの一日」も収録。

お気に入りフレーズ

自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだからといって、だれがシロクマを責めますか。(本文より)

著者・梨木香歩

1959年、鹿児島県生まれ。イギリスに留学し、児童文学者のベティ・モーガン・ボーエンに師事。愛読書はガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』だそうです。

*おすすめ代表作*

『家守奇譚』

『エンジェルエンジェルエンジェル』

『裏庭』など

受賞歴など

BOOKS雨だれ 第44回小学館文学賞受賞

BOOKS雨だれ 児童文学者協会新人賞受賞
BOOKS雨だれ 新美南吉文学賞受賞

国語教科書

BOOKS雨だれ 学校図書小学6年生国語教科書で紹介

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映画原作


映画「西の魔女が死んだ」原作

原作をそのまま映しこんだような美しい庭とふたりのきらきらした時間。原作通りでお気に入りの作品です。