サキ 『サキ短編集』又吉直樹もおすすめのブラックミステリー短編集

  • 中学生からおすすめ名作ミステリー短編集
  • 謎めいていてブラックな「奇妙な味」のひとり
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ちょっとブラックなシュールさ

不気味な後味を残すミステリーのような作品を江戸川乱歩は「奇妙な味」と名付けました。サキもこの「奇妙な味」のメンバーのひとりです。

 

くせのある登場人物たちのかけあいでストーリーが進むリズミカルさはオー・ヘンリーの短編のようでいて、ラストで落とされるブラックさは見事。その場に居合わせたら苦笑いしたくなるようなものが多いですね。

近所のおばさんたちが井戸端会議で「こないだこんなことがあったのよ~」なんておしゃべりのネタにされそうなものも多く、人間くささが味わえる小ネタが多いです。

サキは、ビルマで生まれ。幼ない時に母と死別し故国であるイギリスの厳格な伯母のもとで育てられます。江戸川乱歩をはじめ、サキの影響を受けた作家あたえた日本の作家も少なくないはず。そんなサキの代表的な21編を集めた短編集です。

1作目の「二十日鼠」は、サキをつかみやすい作品ではないかと思うので、これがおもしろかった人には1冊楽しめると思います。続けていくつか読みたくなるような短さも、ちょっとした時間つぶしにいい長さ。「二十日鼠」、「おせっかい」、「七つのクリーム壷」がおもしろく残ったかな。

おすすめの本

 

この本がおもしろかったらこちらもおすすめです。

最近の作家さんでは、又吉直樹さんもお気に入りのようです。「ピース・又吉が愛してやまない20冊!」でも紹介しています。

2015年:新潮社文庫【ピース・又吉が愛してやまない20冊!】
新潮社がお届けする「ピース又吉の愛してやまない20冊!」本好きとして知られる又吉直樹さんの好きな本をセレクト。本選びの参考にどうぞ。

 

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