サキ 【サキ短編集】

短編集

「ピース・又吉が愛してやまない20冊!」のシュールな短編集より。

(BOOKデータベースより)

ビルマで生れ、幼時に母と死別して故国イギリスの厳格な伯母の手で育てられたサキ。
豊かな海外旅行の経験をもとにして、ユーモアとウィットの糖衣の下に、人の心を凍らせるような諷刺を隠した彼の作品は、ブラックユーモアと呼ぶにふさわしい後味を残して、読者の心に焼きつく。
『開いた窓』や『おせっかい』など、日本のSFやホラー作品にも多大な影響をあたえた代表的短編21編。

ちょっとブラックなシュールさ

不気味な後味を残すミステリーのような作品を江戸川乱歩が「奇妙な味」と名付けているが、このサキもその「奇妙な味」のメンバーのひとり。

くせのある登場人物たちのかけあいでストーリーが進むリズミカルさはオー・ヘンリーの短編のようでいて、ラストで落とされるブラックさは、見事。その場に居合わせたら苦笑いしたくなるようなもの。

近所のおばさんたちが井戸端会議で「こないだこんなことがあったのよ~」なんておしゃべりのネタにされそうなものも多く、人間くささが味わえる小ネタが多いです。

1作目の「二十日鼠」は、サキをつかみやすい作品ではないかと思うので、これがおもしろかった人には1冊楽しめると思います。続けていくつか読みたくなるような短さも、ちょっとした時間つぶしにいい長さ。

「二十日鼠」、「おせっかい」、「七つのクリーム壷」がおもしろく残ったかな。

おすすめポイント

◇中学生・高校生・大人にもおすすめ

◇海外の短編集

◇奇妙な味のひとり

◇ピース・又吉が愛してやまない20冊!

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