上橋菜穂子『精霊の守り人』

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あまりファンタジーは読まないという人にも、ぜひ手に取ってみて欲しいのが上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』。世界中に翻訳されファンの多いアジアンハイファンタジー!

  • 小学校高学年から大人にもおすすめハイファンタジー
  • ファンタジーをあまり読まないという人にも
  • 国際アンデルセン賞受賞の上橋菜穂子さんの代表作
  • シリーズ全10巻、累計370万部を売り上げる人気シリーズの第1作
  • NHKドラマ化原作

女用心棒バルサ!

女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の第二王子チャグムの命を偶然に助けたことで、王妃からチャグムの用心棒を頼まれる。
チャグムの体にある変化が起こり、そのことで命が危うく、また父である王からも命を狙われていた。
チャグムに何が起こっているのか?それは、タイトルをヒントに本を読んでもらうとして。

主人公が三十路の女用心棒だなんて、児童向けファンタジーとしては異色。
養父であるジグロに武術士として鍛えられたバルサにも、また秘密があったり。

人間の住む世界「サグ」と精霊の住む「ナユグ」。

目には見えないけれども隣り合うふたつの世界を行き来するファンタジーであるが、今の私たちの暮らしからかけ離れた別の世界の出来事というのではなく、自然と共存している私たちの血の中にずっと流れていたような、物語にどこか懐かしさを感じるから不思議。

チャグムを守るためにバルサが短槍で戦うシーンの躍動感にハラハラし、それまで守られるだけだったチャグムの成長にぐっときて、バルサの恋バナもちらりと見えて、そのリアルさにも心をつかまれちゃったりして。

謎を解き、格闘し、成長しながら物語を進めていくファンタジーのおもしろさは、ロールプレイングゲームっぽい。ドラクエ好きなら「絶対におもしろいから、だまされたと思って最後まで読んでみな」とおすすめしてまちがいない。小学校高学年~大人まで楽しめます。

小学生には、文字も大きめでひらがなの多い偕成社ワンダーランド単行本を、中学生~大人の方にはペーパーバックの軽装版をおすすめします。軽装版の方が漢字も多く読みやすいかもしれません。持ち歩きやすいサイズでもあります。

私は、ガッチリと重厚な単行本が好みなので、ワンダーランドで読みました。ワンダーランド版には、ファンタジー好きの必須アイテム(?)である、地図や相関図なども記載されていますよ。あまりファンタジーは読まない私が、がっちりとはまってしまいました。

上橋菜穂子さんのおすすめ本はこちら

国際アンデルセン賞を受賞した児童文学作家・上橋菜穂子さんの中学生・高校生にぜひ読んで欲しいおすすめの本を紹介します。

ブックデータ

BOOKS雨だれ野間児童文芸新人賞
BOOKS雨だれ産経児童出版文化賞
BOOKS雨だれ路傍の石文学賞を受賞

国語教科書でもおすすめ本として紹介されています。

BOOKS雨だれ光村図書小学6年生国語教科書、巻末付録「この本、読もう」で紹介

BOOKS雨だれ東京書籍小学6年生国語教科書で紹介

BOOKS雨だれ学校図書小学6年生国語教科書で紹介

ドラマ原作

2016年NHKにて『放送90年大河ファンタジー』として『精霊の守り人』がテレビドラマ化、放映されました。シリーズを3シーズンにしての3部作構成。

ドラマシーズン1『精霊の守り人』は、原作『精霊の守り人』の世界を表現。
テレビ化放送90年 大河ファンタジー『精霊の守り人』(2016年3月放映)
テレビ化大河ファンタジー 精霊の守り人 2  悲しき破壊神(2017年1月放映)

脚本:大森寿美男
出演:綾瀬はるか、東出昌大、木村文乃、藤原竜也

原作ファンとしては、物語の世界観を映像で表現できるのか?と心配でしたが、美しい景観と幻想的な世界がうまく表現されていて、満足のドラマ化。またバルサ役の綾瀬はるかさんがはまり役でした。
精霊の守り人|NHK大河ファンタジー – NHKオンライン

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