小泉吉宏『戦争で死んだ兵士のこと』

【BOOKS雨だれ】中学生におすすめの50冊!
ふだんあまり本を読まない人にもおすすめ
戦争や平和について考える本
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ひとりの兵士のものがたり

いま、のどかな森の中の湖のほとりに、
ひとりの兵士が死んでいる。
1時間前、彼は、生きて闘っていた。
2時間前は、道に迷っていた。
3日前は、・・・ 10日前は、… とひとりの兵士の時間をさかのぼってゆく。

自分は何をしていただろうか。
3日前・・・、10日前・・・、2年前・・・

彼と自分と何がちがうのだろう。
4年前、・・・ 13歳の時、・・・ 6歳の時、・・・

彼の時間をたどりながら、あっ、どこかで自分の人生と重なる瞬間が。

ごく小さいのに、ごくごく短いおはなしなのに、心にどすんと残る本がある。

著者・小泉吉宏

1953年生まれ、静岡県浜松市出身。小泉吉宏さんは哲学系漫画(?) 『ブッタとシッタカブッタ』シリーズも手掛ける漫画家。コピーライターの経歴も持つ著者らしく、シンプルなイラストに短い文章を添えただけのイラストストーリーで強いメッセージを伝えます。

小泉さんの代表作と言えば、1985年SEIKOのCMで流れた「一秒の言葉」。

1984年にラジオCMとして放送され話題となり、その後テレビCM、そして『一秒の言葉』のタイトルで絵本として書籍化され、道徳の教科書にも掲載されました。

短い言葉で心をとらえ、本をとじたあとも余韻を残すような作品が印象的です。

ブックデータ

国語教科書で紹介されています。

BOOKS雨だれ 東京書籍中学1年生国語教科書

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