野生のティッピ―動物と話す少女

動物 | 自然

アフリカで野生と暮らす少女

ティッピは、ナミビアで生まれた最初のフランス人。野生動物を追う映像作家である両親と共に、アフリカのブッシュで生活をする。友だちは野生の動物たち、ライオンのムファサ、ヒヒのシンディー、ヒョウのJ&B。ゾウのアブーは彼女にとって「おにいちゃん」。それからペット、カメレオンのレオン。
ごく自然に野生の中で生活し、動物たちと話すことのできるティッピの日常(それは、わたしたちにとっての非日常だけれども)は、驚きの連続です。大変で危険も多いですが、それがまたドキドキで、冒険の日々は、憧れもします。
大自然の中、素っ裸で野生動物と一緒によちよちと歩くティッピの姿のなんとかわゆいこと!!
この本の著者である、シルヴィとアランはティッピのママとパパ。仕事でもプライベートでもパートナーである二人は、形式にとらわれない自由人。ママのシルヴィはカルティエの広報の仕事をしていたこともある元ジェット族(ジェット機で世界各地のリゾート地をめぐる超有閑族のこと。今風にいえばセレブですね)だそう!!パパとママ、両方の目線から語られているのも、男女の考え方のちょっとした違いも見られたりして面白いです。
ティッピが生まれる前のアランとシルヴィふたりの生活について書かれているページも多く、自然ドキュメントが好きな人にもおすすめです。

ティッピ10歳のエッセイ

10歳になったティッピは、パリに住み学校にも通っています。(現在は20歳くらいでしょうか。どんな女性になっているのかとっても気になります)

アランとシルヴィが撮影した「野生のティッピ」的写真がたくさん掲載されていて、どれもとっても魅力的です。中には、巨大ポスターにして飾りたい!!ってのもあります(ダチョウの背中のアレですよ)
「野生のティッピ」で綴られていたエピソードをティッピが語っていることも多く、両方読むとより楽しめますよ。
彼女の才能について語ったこんなセリフがお気に入り。

どうすれば動物たちと話すことができるかなんて、説明したくない。だって説明したってしょうがないもの。それは秘密。動物の言っていることを理解するには才能がいる。だれでも、字を書いたり、絵を描いたり、歌を歌ったり、言葉を話したりする才能を持っている。才能って不思議なものだ。

だれでもが、才能を持っているよって励まされてる気がする。