上橋菜穂子『夢の守り人』

児童書

  • 小学校高学年からおすすめ
  • シリーズ全10巻、累計370万部を売り上げる人気シリーズの第三弾
  • 大人も楽しめるハイファンタジー。ファンタジーをあまり読まないという人にも
  • NHKドラマ化原作
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タンダの危機

ここにきて、「まもりびと」ではなく、「もりびと」だったことが判明。巻末のシリーズ紹介のページをみた娘から「MORIBITO」の文字を見せつけられた時の、衝撃ったらない。

 

「まもりびとシリーズのさぁ~」などと、散々言い放った後で、「もりびと」を口にする時の、なんだか恥ずかしさったら。修正は定着の2倍の時間がかかるというから、半年後くらいには、さらりと「もりびと」と言えるようになるかもしれない。

新ヨゴ王国へ戻ってきたバルサ、偶然に命を助けた男はリー・トゥ・ルエン<木霊の想い人>と呼ばれる歌い手だった。

偶然に命を救ってしまうことから物語が始まるパターン。これって『精霊の守り人』と同じじゃないか!

上橋菜穂子『精霊の守り人』
あまりファンタジーは読まないという人にも、ぜひ手に取ってみて欲しいのが上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』。シリーズ全10巻、累計370万部の売り上げ。世界中に翻訳されファンの多いアジアンハイファンタジー!

 

それは、バルサが女用心棒なのだから、毎回繰り広げられるこの出会いはむしろ日常的なのだろう。

夢の世界へととらわれた人を救うため、タンダはその世界へと足を踏み入れるのだが…。

これがまた、タンダが大変なことになっちゃうんだよね。
トロガイ師の過去が語られ、新しい世界もまた見えてくる。


画像リンク:楽天ショップ

この世界と近づき離れながら存在する別の世界ユナグのように、夜毎に見る夢の世界もまた、そうした世界のひとつなのかもしれない。それが、物語の中のストーリーではなくて、実際の私たちの生活にも当てはまるのではないかと思える不思議。

少し成長したチャグムにも、また会えるのがうれしい。

すぐに役だたないものが、むだなものとはかぎらない。
むしろ、いつ役にたつかわからないものを追いつづけ、考えつづけるという、人の、このふしぎな衝動こそ、
いつか新しいものをみつける力になるのだろう。(169ページ)

 

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