読書記録 2017年に読んだ本

雨だれ:2017年読書記録

わたしの読書記録メモ【2017年版】です。昨年は目標冊数を200冊に設定したものの、そこまで読めなかったので、2017年は目標冊数50冊にしました。(絵本は含まず。数冊、例外もあります)今年はあまり冊数に振り回されず、自分のペースで読書を楽しみたいと思います。

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54冊目『兵士ピースフル』

53冊目 『ある秘密』

幼いころから家族の中になにか秘密が存在している予感があった。15歳になった年、ぼくは周りの大人たちが語ろうとしないその秘密の意味を知る。著者自身の体験から生まれた、フランスで高校生が選ぶゴンクール賞に選ばれたベストセラー小説。

52冊目 ジョン・ボイン『縞模様のパジャマの少年』

軍人である父の都合でベルリンから引っ越したブルーノ。新しい家は「シューヨージョ」と呼ばれる町で、そこにはおそろいの縞模様のパジャマを着た人たちがいた。ブルーノはそこでひとりの縞パジャマを着た少年と友だちになるのだが…。中学生からぜひ読んで欲しい1冊!

51冊目 田中真佑『影裏』

第157回芥川賞受賞作。転勤でやってきた岩手の地で、釣りを通じて気心の知れる仲となった同僚の日詰。震災後に行方が分からなくなっているという彼の足跡をたどるように、また川へと誘われる主人公。突然に失われたもの、その事実とどう向き合うか、亡くなった人を偲ぶとき、確かにそこにだれかがいたことを感じるはず。

49・50冊目 ライオネル・シュライヴァー『少年は残酷な弓を射る(上・下)』

クラスメイトを含む11人もの犠牲者をクロスボウで撃ち抜くという凶悪犯罪を犯した15歳の少年ケヴィンは、生まれながらに残忍で悪意を持った子どもだったのか。それとも悪魔のような子どもを作り出したのは子供を拒絶し続けた冷酷な母親のせいなのか。高校生が校内で銃を乱射し無差別殺人を行ったコロンバイン事件のような若者による凶悪犯罪をモチーフにしたアメリカのベストセラー小説。

48冊目 最果タヒ『十代に共感する奴はみんな嘘つき』

最果タヒさん初読み。詩人である著者のこちらは小説です。言葉にとらえられて読み進めづらい感覚と10代らしいあの自分を持て余すような感じ。あとから振り返って赤面したくなるような。本谷由希子さんの作品に似た感覚。あとがきもよかったです。

47冊目 リュドミラ・ウリツカヤ『ソーネチカ』

以前から気になっていたリュドミラ・ウリツカヤ初読み。表紙の雰囲気も好き。どう転んでも羨ましいとは思えない人生を、震えるほど幸せだと言い切るソーネチカに違和感を感じつつも、そのすべてを受け入れる包容力は、「本の虫」だった彼女の高度な現実逃避能力かもしれないと思うと、自分はまだその域には達してないわと思う。

46冊目 小川洋子『不時着する流星たち』

実在した人物をモチーフにした短編集だけれども、どこまでがノンフィクションなのかわからない感覚(この物語の中で実在していたのは誰なの)と、短編がひとつ終わるごとに彼らの続きの人生に思いをはせる余韻。彼らの色あせたアルバムをのぞき見たような不思議な物語のとりこになってしまった。一度に読むのはもったいなくて少しずつ読了。

45冊目 中脇初枝『わたしをみつけて』

好きな作品、再読。生まれるということは、無条件に自分の居場所を与えられるということ(であるはず)なのだが、それが叶わないと感じる子どもがいるのだとしたら、それは大人がなんとかするべき問題だと思うのです。毎回、泣いてしまう作品。菊地さんが語る渡邉さんのエピソードが毎回胸が痛い。

44冊目 ハリエット・アン・ジェイコブズ『ある奴隷少女に起こった出来事』

読んでよかった本。読むべき本。長い間、フィクションと思われていた、ノンフィクション作品。「どんなペンをもってしても、奴隷制によって作り出され、すべてを覆いつくす堕落を十分に表現することはできない」と彼女は語る。その通りなのだろうけれど、真実を知り、これからを判断する能力なら私たちにも備わっているはず。

43・44冊目 乙一『ZOO』

黒乙バージョン。乙一さんのぞわりとする短編集より映画化作品を収録した文庫本。どの作品も裏切らないざわざわ感。「SO-far そ・ふぁー」はラストでどきっとさせられ、「ZOO」は映像が浮かぶ感じが好き。SFテイストな「陽だまりの詩」もなかなかよい。「冷たい森の白い家」がドンピシャで好きな感じ。二度読みしてしまった。

41冊目 石井光太『蛍の森』

40冊目 青羽悠『星に願いを、そして手を。』

39冊目 青木奈緒『幸田家のことば』

38冊目 パトリック・ネス『怪物はささやく』

病気の母とくらす少年・コナーのもとに、ある日突然現れた怪物はこう言った。「これからお前に三つの物語を聞かせる。語り終えたら、次はお前が四つめの物語、真実を語れ」それは、少年が胸の奥にしまい込んだ恐怖と向き合うことだった。映画化でも話題のカーネギー賞受賞作。

37冊目 中田永一『吉祥寺の朝日奈くん』

36冊目 ケン・リュウ『紙の動物園』

35冊目 天童荒太『ムーンナイト・ダイバー』

34冊目 葦舟ナツ『ひきこもりの弟だった』

引きこもりの兄をもつ主人公。優性意識の強い兄と、引きこもりの兄にばかり愛情を注ぐ母との間でうまく家族の関係性を築けなかった主人公だが、ひとりの女性との暮らしが彼の心をほぐしてゆくのだが……。「家族」になろうとすることが難しい若者の物語。心にしみました。

33冊目 湊かなえ『告白』

レビューまとめるための再読です。湊かなえさん得意のイヤミス。日本では、子どもたちに見せたくない作品として取り上げられることもありますが、海外では若い世代におすすめの本に贈られるアレックス賞にも選ばれていたりなんかして。

32冊目 『レシピにたくした料理人の夢―難病で火を使えない少年ー』

31冊目 澤井美穂『赤いペン』

30冊目 長谷川夕『おにんぎょうさまがた』

29冊目 桐野夏生『優しいおとな』

28冊目 藤田孝典『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』

27冊目 アデル・ジェラス『バレエものがたり』~岩波少年文庫

26冊目 伝記絵本*遣唐使物語まなり~井真成

25冊目 宮本輝『蛍川・泥の河』

24冊目 ルイス・サッカー『顔をなくした少年』

23冊目 小説 TRIPPER (トリッパー) 2017 春号 2017年 3/30 号 [雑誌]

本好きだが、文芸誌を購入することはめったにないのだけど、今村夏子さんの『星の子』が読みたくて購入。

22冊目 池上彰『学び続ける力』

21冊目 角田光代『Presents』

20冊目 瀬尾まいこ『春、戻る』

19冊目 梨木香歩『西の魔女が死んだ』

18冊目 長田弘『最初の質問』

卒業し旅立っていく子どもたちに向けて、最後のよみきかせをする機会をいただきました。風を感じ、あたたかさを感じさせてくれる、長田さんが優しく語りかけてくれる詩の絵本。新しい一歩に。

17冊目 今村夏子『こちらあみ子』

16冊目 今村夏子『あひる』

15冊目 長谷川夕『僕は君を殺せない』

14冊目 西加奈子『i』

13冊目 藤岡陽子『いつまでも白い羽根』

宇田川敬介『震災後の不思議な話』
東日本大震災の後、被災地には多くの不思議な話がうまれた。古くからの伝承を添えて、そうした話を集めて紹介した1冊。

大学受験に失敗し、家庭の事情から看護学校に通う主人公の女の子の物語。

12冊目 宇田川敬介『震災後の不思議な話』

震災から数年、復興がすすむ被災地で噂されるふしぎな物語。ただの幻だともいえないこんな話があちらこちらにある。志半ばで日常を断ち切られてしまった人たちの思いは、、たしかにそこにあるのだろうと思う。

11冊目 『誕生日を知らない女の子』

虐待による心の傷を抱えた子どもたちの現在と再生の記録。

10冊目 『受験生の心の休ませ方』

9冊目 七月隆文『天使は奇跡を希う』

8冊目 『ある15歳の死』

中国の難関中学校に通う少女が自ら命を落とすまでを日記形式でつづったノンフィクションノベル。追い込まれていく心が伝わり切ないです。

7冊目 森絵都『みかづき』

戦後の日本教育の柱となった学習塾の経営をはじめた女性と家族の物語。森絵都さんらしくテンポよくコミカルに描かれています。

6冊目 佐藤泰志『そこのみにて光輝く』

芥川賞関連作品を今年は少し読み進めたい。映画「そこのみにて光り輝く」がよかったので、原作を。原作には著者の、映画には監督の、それぞれ作り手の思いがそれぞれ描かれているのだな、と感じる。

5冊目 大江健三郎『死者の奢り・飼育』

芥川賞受賞作「飼育」。何度も読み返し、言葉のひとつひとつを咀嚼するように読む。愛玩動物を飼いならす時のような優位な視点のざらつく感じ。噛みつかれるまで気づかないものなのよね。あーこわい。

4冊目 『紫式部の娘 賢子がまいる!』

紫式部の娘・賢子(たかこ)は、負けず嫌いで少し生意気な14歳。夢が叶い、皇太后彰子様に宮仕えすることとなった賢子の波乱の日々。古典や歴史の舞台として登場する雅で華やかな世界の内側を、14歳の賢子の視点でのぞきみる歴史小説。小学校高学年から中学生におすすめ。

3冊目 「もう家には帰らない~さよなら日本一醜い親への手紙」

親子のもつ、切っても切れないと感じるような呪いに縛られて生きていくのは苦しい。切れない苦しさを切り捨てるために手紙を書くにはいいアイデアかもしれない。言葉には力がある。嫌いなものを嫌い、憎いものを憎いと書きなぐることが、”子どもたち”にとって前に進む力となることを祈るばかり。

2冊目 綾辻行人『アナザー』

新感覚ミステリーを代表する人気作家・綾辻行人さん初読み。がっちりしたミステリーが読みたくて手に取ったが、がっちりしたホラーだった件。文庫本で上下巻、単行本で673パージという重厚さを感じさせないほど、一気に読み込ませる。

1冊目 中田永一『百瀬、こっちを向いて。』

一年のはじめには、お気に入りの本を読みたい。できるだけハッピーな物語がよい。『百瀬、こっちを向いて。』は中田永一さんのデビュー作。中田永一自身は、すでに作家デビューを果たしているのだが。それは置いといて。新年にふさわしい胸きゅん。

本とわたし。
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この本の担当者
ゆう

ぶっくす雨だれの店主。
好きなこと:本を読むこと、食べること。
苦手なこと:そうじ
学校図書館あちこち。ブックカフェを開くのが夢です。

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