2018年全国公立高校入試国語問題に出た論説・新書まとめ

2018年公立高校入試国語問題・論説

2018年全国高校入試問題【国語】論説文問題に出典された新書をまとめています。受験生のみなさんの本選びの参考にどうぞ。
地方ごとのまとめと最後に一覧リストを掲載しています。

※個人的に情報収集したものですので、参考までに。

北海道・東北地方

北海道

中川志郎「ほのぼの【どうぶつ苑】」
茂木健一郎『疾走する精神ー「今、ここから始まる思想」』

茂木健一郎さんの書籍は他にも『脳を活かす伝え方、聞き方』(2016年秋田県)が出典されています。

青森県

長谷川眞理子「ヒトの『はじまり』」池内了編集「『はじまり』を探る」に所収

長谷川眞理子さんの本は「ヒトはなぜヒトになったか」(『科学は未来をひらく 中学生からの大学講義3』より)もよく出典されています。

岩手県

池上彰「はじめてのサイエンス」

宮城県

森博嗣「科学的とはどういう意味か」

秋田県

佐藤卓「塑する思考」

山形県

山本一葉「季重なり」(俳句界17年8月号所収)

福島県

信原幸弘「情動の哲学入門 価値・道徳・生きる意味」

関東地方

茨城県

亀田達也「モラルの起源ー実験社会科学からの問い」

栃木県

岡田英弘「歴史とはなにか」
(内容紹介)
応神以前の天皇は実在しない、中世なんて時代区分は不要、十九世紀まで「中国人」はいなかった等、“目から鱗”の歴史の見方・捉え方

群馬県

中道正之「サルの子育て ヒトの子育て」

埼玉県

佐藤透「美と実在ー日本的美意識の解明に向けて」

千葉県

神津十月「あなたの弱さは幸せの力になる」

東京都

東京都立高校の国語問題に出典されたものをまとめています。

澤西祐典「辞書に描かれたもの」
國分功一郎「中動態の世界 意志と責任の考古学」
西谷修「世界史の臨界」
長谷川宏「高校生のための哲学入門」
佐伯啓思「経済成長主義への訣別」
久保田裕之「社会を『共有(シェア)する」
齋藤孝「新しい学力」
福岡伸一「新版 動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか」

神奈川県

苫野一徳「はじめての哲学的思考」

北陸・中部地方

新潟県

池内了「科学・技術と現代社会」

富山県

鷲田清一「『賢くある』ということ」(何のために「学ぶ」のか:〈中学生からの大学講義〉1に所収)

石川県

池谷裕二「脳には妙なクセがある」
(内容紹介)
コミュニケーション最強の武器となる笑顔は、“楽しい”を表すのではなく、笑顔を作ると楽しくなるという逆因果。脳は身体行動に感情を後づけしているのだ。姿勢を正せば自信が持てるのもその一例。背筋を伸ばして書いた内容のほうが、背中を丸めて書いたものよりも確信度が高いという―。とても人間的な脳の本性の「クセ」を理解し、快適に生きるため、気鋭の脳研究者が解説する最新知見!

福井県

池上高志・石黒浩「人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか」

山梨県

鈴木孝夫「教養としての言語学」

長野県

暉峻淑子「対話する社会へ」

岐阜県

佐倉統「生物の進化から見た人間観」(「学問のツバサ 13歳からの大学授業」所収)
(内容紹介)
各分野の第一人者が最先端の研究・事象に触れながら“学ぶことの意味”を中学生・高校生に説く「桐光学園特別授業(全18回)」を収録。
【著者一覧】 鷲田 清一,永井 均,小林 康夫,野矢 茂樹,宇野 邦一,佐藤 勝彦,井田 茂,谷川 渥,岡田 温司,浅島 誠,板谷 光泰,田沼 靖一,茂木 健一郎,大澤 真幸,岡 真理,田中 純,佐倉 統

静岡県

今井むつみ「学びとは何かー〈探求人〉になるために」

愛知県

田中美知太郎「名訳」(「日本の名随筆 別巻45 翻訳」所収)

苅谷剛彦「知的複眼思考法 誰でも持っている想像力のスイッチ」

上柿崇英「『環境』とはなにか」

関西地方

三重県

一川誠「『時間の使い方』を科学する 思考は10時から14時、記憶は16時から20時」

滋賀県

塚田泰彦「読む技術 成熟した読書人を目指して」

京都府

川畑秀明「脳は美をどう感じるかーアートの脳科学」

大阪府

西岡光秋「ちょっと気のきいた文章の書き方」
黒崎政男「哲学者クロサキの写真論」
鈴木忠志「演劇とは何か」
三木清「読書と人生」

兵庫県

西垣通「ビックデータと人工知能」

奈良県

苫野一徳「はじめての哲学的思考」

和歌山県

西成活裕「逆説の法則」
鈴木紀之「すごい進化 『一見すると不合理』の謎を解く」

中国地方

鳥取県

好井裕明「『今、ここから』考える社会学」

島根県

島根県の論説文問題は、次のふたつの文章を読んで問いに答える問題です。

森博嗣「科学的とはどういう意味か」

岡本太郎「今日の芸術 時代を想像するものは誰か」

岡山県

串田孫一「考えることについて」

広島県

秋田喜代美「読む心・書く心 文章の心理学入門」

山口県

「知のスクランブルー文理的思考の挑戦」
【内容紹介】
タコツボ化した現代の学問は、いまやますます細分化し、アカデミズムの全体像が見えにくくなっている。だが日本大学文理学部には、文系・理系の学問をあわせ持つ知の世界が展開している。人文学(哲学・史学・国文学・中国語中国文化学・英文学・独文学)、社会科学(社会学・社会福祉学・教育学・体育学・心理学・地理学)、理学(地球科学・数学・情報科学・物理学・生命科学・化学)の領域横断的な「知」を結集。研究の最先端を紹介する。まったく新しい形の教科書
【著者一覧】永井 均,古川 隆久,佐藤 至子,三澤 真美恵,マイルズ・チルトン,初見 基,久保田 裕之,金子 絵里乃,広田 照幸,青山 清英,菊島 勝也,矢ケ﨑 典隆,安井 真也,市原 一裕,尾崎 知伸,十代 健,間瀬 啓介,大﨑 愛弓

四国地方

徳島県

亀田達也「モラルの起源ー実験社会科学からの問い」

香川県

池上哲司「 傍らにあることー老いと介護の倫理学 」

愛媛県

辻本雅史「江戸の『学び』-『型』の身体化」

高知県

増井元「辞書の仕事」

九州地方・沖縄県

福岡県

宮元健次「日本の美意識」

佐賀県

羽生善治・NHKスペシャル取材班「人工知能の核心」より
【内容紹介】
二〇一六年三月、人工知能の囲碁プログラム「アルファ碁」が世界ランクの棋士を破った。羽生善治は、その勝利の要因を、「人工知能が、人間と同じ“引き算”の思考を始めた」とする。もはや人間は人工知能に勝てないのか。しかし、そもそも勝たなくてはいけないのか―。天才棋士が人工知能と真正面から向き合い、その核心に迫る、“人工知能本”の決定版。

齋藤孝「齋藤孝のざっくり!西洋哲学 ソクラテスからマルクス、ニーチェまでひとつかみ」
【内容紹介】
哲学や思想といったものを難しく考えすぎず、悩みや疑問への「処方箋」であると考えてみると、それを知ることの意味も見えてきます。「世界はどうなっているのか」といった大きな問題から、「どう生きればいいのか」という身近な問題まで、私達の人生や社会を考えるうえで、西洋哲学はとても実用的なものなのです。

長崎県

鈴木忠志「演劇とは何か」

熊本県

清浄なる精神
信濃毎日新聞社

内山節「清浄なる精神」

大分県

中村桂子「まど・みちおの詩で生命誌をよむ」

岩槻秀明「達人に聞く!!自然観察法のイロハのイ 身近な自然の中に天気を感じよう」

出典されたのは、科学冊子「Science Window サイエンスウィンドウ」2017年秋号に掲載されたインタビューです。「Science Window」は科学技術振興機構が発行する科学教育誌です。理科や科学に興味のある人はもちろん、少し苦手という子どもたちにも科学に親しみ楽しんでもらえるように作られている冊子です。希望する学校などの教育機関には無料で配布されています。学校図書室においているという学校もあるかな。科学雑誌の記事を読んで、記事を紹介する新聞をつくるというテーマの問題でした。なかなかおもしろい問題です。

宮崎県

好井裕明「『今、ここから』考える社会学」

鹿児島県

鎌田實「人間の値打ち」

沖縄県

「『環境を守る』とはどういうことか 環境思想入門」より大倉茂「第四章 カブトムシから考える里山と物質循環」

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