向井愛実『いのちの花~捨てられた犬と猫の魂を花に変えた私たちの物語~』

「いのちの花」表紙とPOP

おすすめポイント

✔ 動物の殺処分をなくしたい!という強い思いでプロジェクトを立ち上げた高校生たちの真実の物語
✔ 小学校高学年から読めます。中学生・高校生にもおすすめノンフィクション
✔ 読書感想文の1冊に。

知ってください、この現状を。
知ってください、生きられない命があることを。
大切にしてください、動物の命を。

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本の紹介とレビュー

人間の身勝手な理由で殺処分される犬猫をなくしたい。

青森県三本柳高等学校の愛玩動物研究室の生徒たちは、強い思いからあるプロジェクトを立ち上げた。
それが「いのちの花」プロジェクトである。この活動は、2013年農業クラブ全国大会の意見発表協議で最優秀賞と文部科学大臣賞を受賞し、注目を集める。

プロジェクトのリーダーがこの本の著者・向井愛美さん。動物が好きな向井さんは、自然に囲まれ動物たちと触れ合える高校へ進学。高校二年生の時、犬や猫の殺処分が行われる動物愛護センターへはじめて足を運んだ。ここにやってくる動物たちにどのような運命が待っているのか、知らなかったわけではない。しかし、職員さんの話を直接聞き、実際に殺処分が行われる現場に立った愛美さんは、とても大きな衝撃を受ける。愛美さんが驚いたのは、殺処分された動物たちの骨が「ゴミ」として扱われ捨てられているという事実だった。

年間20万匹以上の犬や猫がこの動物愛護センターに収容されるが、実は、飼い主に連れてこられるケースも少なくない。人間が飼いたくて迎え入れたのに自分たちの都合で捨てられ、何の目的もなく命を奪われている。

犬猫たちを救うために自分たちにできることはないか?
この事実を多くの人に知ってもらうため、殺処分された動物たちの命をそのまま終わらせないために、愛美さんたちは捨てられる動物たちの骨を再利用することを思いつく。

こうしてはじめた活動は、当初周りから賛否両論さまざまな声を受ける。しかし、賛成されることだけをしていては何も変わらない、と彼女たちは、批判を受けながらもこの取り組みを続ける決意をする。
殺処分される動物たちをなくしたいという、彼女たちの強い思いに心を動かされる。

「いのちの花」プロジェクト

  • 二〇一三年度 農業クラブ全国大会 最優秀賞/文部科学大臣賞 受賞
  • 二〇一四年度 日本動物愛護協会主催 日本動物大賞 グランプリ受賞

本をチェックする

このノンフィクションは、動物が好きな人は涙せずに読めません。断言します。こうした取り組みをしている高校生たちがいることをひとりでも多くの人に知ってほしい!たくさんの人に読んでほしい1冊です。

単行本: 87ページ
出版社: WAVE出版
発売日: 2014/8/22

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