- 小学校高学年・中学生におすすめ
- 平和について考えるノンフィクション
- スポーツの好きな人に
武器をバッドとグローブに持ちかえて
10代の青春を戦争に奪われた、彼らは、みんな野球が好きなただの少年だった。
かつては、敵として太平洋戦争を戦い合った日本とアメリカの元兵士たちが、平和になったいま集まった。今度は野球の試合をするために。
平和であるいまだからこそ、語ることのできる真実があるのだろうと思う。
日本とアメリカ、相対した元兵士たちのそれぞれの戦争が語られてる。
自ら志願して兵士になること、戦争に勝つために一生懸命だったこと、国のためにと命を捧げるということ、
複雑に思えるそんな感情を「そういう時代だった」という言葉で語るおじいさんたち。
彼らにとって、戦争とは、生きるとは、そして、死とはどんなものだったのか。
それを、現在、平和な世代の私たちがどのように感じ、受け止めることができるのだろう。
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【2010年】第56回全国青少年読書感想文コンクール課題図書(高校生の部)
出版社 : 金の星社
発売日 : 2009/12/1
言語 : 日本語
単行本 : 159ページ