【作家・又吉直樹】花火だけじゃない!10代に読んでほしいおすすめの本はこれ!

中学生・高校生に読んでほしいおすすめ又吉直樹の本

デビュー作『火花』で第153回芥川賞を受賞した作家・又吉直樹さん。大きな話題となり、それまで純文学作品を読まなかったけれど、読むきっかけになりました、という人も。そうした意味でも、作家・又吉直樹は、文学界に新しい大きな波を生んだ、昨今の文学ブームの火付け役ともいえます。

又吉直樹さんのデビュー作となった『火花』は、芥川賞受賞の純文学ということもあり、少し難しいと感じた人も多かったようですが、小説のほかにも自由律俳句集やエッセイなど、おもしろくて読みやすい作品がたくさんあります。読書が好きな人はもちろん、あまり読まない人にもおすすめしたい又吉直樹さんの作品を紹介します。

※このページは随時更新しています。

第2図書係補佐

文庫: 250ページ
出版社: 幻冬舎
ISBN-13: 978-4344417694
発売日: 2011/11/23

又吉さんが作家として注目されるきっかけとなった1冊。本好き芸人として知られる又吉さんのおすすめ本エッセイです。本好きではない、むしろふだん本を読まないであろう人向けに書かれた文章なので、どんな人にも読みやすく、とても又吉さんらしい文章だと思います。なにか面白い本はないかなぁと探している人にもブックガイドとしてもおすすめです。

カキフライが無いなら来なかった

文庫: 357ページ
出版社: 幻冬舎
ISBN-13: 978-4344420939
発売日: 2013/10/10

又吉さんの作品の中でもお気に入りが自由律俳句をうたったこのシリーズ。文筆家のせきしろさんとお笑い芸人の又吉さん。思いついたことを自由につぶやいたら俳句が出来上がりっ。ふたりの何気ないやりとりの中で生まれた表題作のほか、センチメンタルでシュールな俳句とエッセイ集。

まさかジープで来るとは

文庫: 417ページ
出版社: 幻冬舎
ISBN-13: 978-4344421820
発売日: 2014/4/10

『カキフライがないならこなかった』と同じ、自由律俳句の第二弾。リズムよく、ぷっと笑えるものばかり、ちょっとした短い時間に読めるので、通勤や通学にもおすすめしたいのだけど、思わず笑っちゃうから、病院の待合室とかで読むのはやめた方がいいよ。

東京百景

単行本: 276ページ
出版社: ワニブックス
ISBN-13: 978-4847091797
発売日: 2013/8/26

稀代の書生芸人が、上京してからの何者でもない日々、そして芸人として舞台にテレビに活躍する日々を東京の風景と共に綴る自伝的エッセイ100編。

新・四字熟語

文庫: 260ページ
出版社: 幻冬舎
ISBN-13: 978-4344423008
発売日: 2015/1/14

又吉直樹さんが四字熟語を生み出した。それが「新・四字熟語」。

どこの仙人よ!と思わず叫びそうになる表紙ですよね。又吉さんが新たに創作したありそうでなかった四字熟語を、書道家・田中象雨が書き下ろしたコラボ作品。笑えるアートな1冊。手元において、さっと読みたい1冊。

火花

火花
文藝春秋

単行本: 152ページ
出版社: 文藝春秋
ISBN-13: 978-4163902302
発売日: 2015/3/11

第153回芥川賞受賞。又吉直樹さんの代表作です。お笑いの世界を舞台に、もがき、あがきながらも、お笑いの世界に魅了される先輩芸人と後輩芸人ふたりの関係を描きます。

中高生の朝読書でもよく読まれているようです。

2016年度【朝読書人気本ランキング・高校生の部】第2位

2017年度【朝読書人気本ランキング・高校生の部】第1位

2017年度【朝読書人気本ランキング・中学生の部】第2位

2018年度【朝読書人気本ランキング・高校生の部】第20位

どのくらいの人が読み切れたかはわかりませんが、「読んでみたい」と思わせる力のある小説であることは間違いありません。

劇場

単行本: 208ページ
出版社: 新潮社
ISBN-13: 978-4103509516
発売日: 2017/5/11

又吉直樹さんの小説・第二弾は、恋愛小説です。

芸人と俳人

単行本: 352ページ
出版社: 集英社
ISBN-13: 978-4087716122
発売日: 2015/5/26

又吉直樹が、気鋭の俳人・堀本裕樹に弟子入り。35歳、はじめての俳句入門。書き下ろしエッセイや実作俳句20句を収録!。

夜を乗り越える

新書: 272ページ
出版社: 小学館
ISBN-13: 978-4098235018
発売日: 2016/6/1

文学が好きで太宰が好きな又吉さん。幼少期からの自分と本のことを振り返りながら、「なぜ本を読むのか」について考えます。これまでの作品の創作秘話や、大好きな太宰作品についてもたっぷりと語ってくれます。

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