- 東日本大震災からの復興を追ったノンフィクション
- 農業について知る本・ビジネス論としても
震災後に見た絶望をチャンスに変えて
岩佐大輝さんは、東京でIT企業の起業家。
宮城県山元町出身。高校では落ちこぼれだった。
故郷から逃げるように上京し、パチプロになったりながら、しぶしぶ大学に入り「ITの波」に乗った。
2011年3月11日、その日の朝、妻は里帰り出産のために福島県に帰省したところだった。
東日本大震災のあと、故郷に足を運んだ。
そこで見たのは「絶望」だった。
ボランティアでがれきの撤去をする日々。
ある時、地元の被災者が彼にこう言った。
「おめぇ、会社を何年も経営してんだべ?
なじゅんしたらこの町、立でなおせっか知恵しぼってけねぇがや?」
「どうしたらこの町を立て直せるのか、知恵を絞って欲しい」
起業家は起業家らしく、知恵を絞った。
目を付けたのは、町の主要産業だったイチゴ。
壊滅的な被害を、ゼロから立ち上げるためのチャンスにして、長い間受け継がれてきた農業のノウハウに、IT化を取り込んだ新しい形の農業を作り上げた。
食べる宝石・ミガキイチゴ
試行錯誤を繰り返し、経営者として農家のみなさんとのコミュニケーションを重視し、たどりついたのが、ブランドイチゴ「ミガキイチゴ」である。コンセプトは「食べる宝石」。
2013年グッドデザイン賞受賞している。
イチゴはシーズンがあっていつでも手に入る、というわけにいきませんが。
こちらのスパークリングワインもおいしいです。
ミガキイチゴ100%使用。
女性好みの甘いワインは母の日や結婚記念日の贈り物にもぴったり。←すっかり広報部長。

類似品にご注意くださいね。
お買い求めは、ミガキイチゴ公式ストアで←なりきり部長
本をチェックする
出版社 : ダイヤモンド社
発売日 : 2014/3/14
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 208ページ
*関連サイト*
GRA社長・岩佐大輝×田原総一朗対談:1粒1000円! “食べる宝石”「ミガキイチゴ」は農業×ITで生まれた | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online