2017年全国公立高校入試問題【国語】出典された小説まとめ

勉強

2017年全国高校入試問題【国語】出典された小説をまとめています。

受験生のみなさんの読書の参考にどうぞ。

空欄や県名抜けているところは、調べられなかったとろや小説作品からの出典のないところです。論説問題のみで小説問題の出題のない県が増えてきました。

※個人的に趣味の範囲で情報収集したものですので、参考までに。

**リスト**

一番出た小説:蓮見恭子『襷を、君に。 』

2017年公立高校の入試問題に一番出た小説は蓮見恭子さんの『襷を、君に。』でした。「襷」は「たすき」と読みます。茨城県、三重県、和歌山県、山口県、長崎県で出題されました。

内容(「BOOK」データベースより)
全国中学校駅伝大会―中学3年生の庄野瑞希は大会記録を更新する走りでチームを逆転優勝に導く。しかし、周囲の期待に押し潰され、走る意味を見失った瑞希は、陸上をやめるつもりでいた。一方、福岡・門司港で、倉本歩はテレビの中の瑞希の美しく力強い走りに魅せられる。「あの子のように走りたい」その一心で新進気鋭の港ケ丘高校陸上部に入部するが、部員は歩よりはるかに速い選手ばかりで―。二人の奇跡的な出会いが、新たな風を紡ぎだす!スポーツ小説を多く手掛けてきた著者が少女たちの葛藤と成長を描く、胸を熱くさせる青春小説!

青春スポーツ小説は、入試問題にもよく出題されるジャンル。これには「中学生や高校生におすすめしたい小説ですよ」「中高校生にこんな小説を読んで欲しい」という出題者の思いを感じます。入試に出典される作品には、中高校生に読みやすくさわやかな作品が多いのもそのためではないでしょうか。受験対策としての読書だけでなく、ぜひ、いい作品を楽しんでみてくださいね(*´ω`*) 物語を読むことへの愛着が、小説問題を解くカギにもつながりますよ。

おいしい食べ物が大好きな人が、自然と料理上手になるようにね。

↓入試問題に出典されたことのある陸上小説なら、こちらもおすすめです↓

まはら三桃【白をつなぐ】

【北海道・東北】入試問題に出た小説

北海道・東北地方では、【福島県】での小説問題の出題はなかったようです(>_<)

【北海道 】 「転がる小石」宮下奈都

内容(「BOOK」データベースより)
端々しい感性と肌理細やかな心理描写で注目される著者が紡ぎ出す、ポジティブな気持ちになれる物語。看護師、会社員、母親。その淡々とした日常に突然おとずれる、言葉を失うような、背筋が凍るような瞬間。どん底の気持ちを建て直し、彼らが自分ひとりで人生に決断を下すとき何を護り、どんな一歩を踏み出すのか。人生の岐路に立つ人々を見守るように描く、12編の傑作短編集。

『遠くの声に耳をすませて』に収録されている短編「転がる小石」より出典されました。こちらは『羊や鋼の森』で本屋大賞を受賞した宮下奈都さんの「旅」をテーマにした12編の短編集です。

【青森県 】『園芸少年』 魚住直子

同じ高校に入学した篠崎、大和田、庄司の3人は、ひょんなことから偶然、園芸部に入部する。人と付き合う距離感に迷いながら、なんとなくつかず離れず、自分たちなりの友情をはぐくんでいきます。

【岩手県】 「はやねけん」 杜蒼舟

「誕生日 第7回フェリシモ文学賞」に所収。

【宮城県】『 風味さんじゅうまる 』まはら三桃

内容(「BOOK」データベースより)
中二の伊藤風味は、大正時代からつづく和菓子屋「菓匠・一斗餡」の娘。その一斗餡に、長崎街道=シュガーロード沿いの菓子店が集結し、新製品で競い合うSS‐1グランプリ参加のお誘いが舞い込んだ。超かわいい同級生に八つ当たりをして美術部に顔を出しづらくなった風味は、新しいお菓子作りを手伝うことにした。そこに、和菓子職人になる修業中のはずの、チャラ男の兄も加わって…。九州発のスイーツな“ご当地青春コメディ”。
入試国語問題の常連ともいえるまはら三桃さん。『たまごを持つように』『鉄のしぶきがはねる』など、中学生におすすめの作品がたくさんありますよ。2016-2017と新刊も次々刊行されています。どれもおもしろそう。チェックしてみてね。

【秋田県】『透き通った風が吹いて』あさのあつこ

内容(「BOOK」データベースより)
野球部を引退したら、空っぽになってしまった渓哉。故郷美作を出て都会の大学に行けば、楽しい生活が待っているのかもしれない。でも、それは自分が望んでいることなのだろうか。親友の実紀は、きちんと自分の将来を見据えている。未来が見えずにいる渓哉は、ある日偶然、道に迷っていた美しい女性・里香を案内することになる。里香は美作に「逢いたい人がいる」と言うが…。モラトリアムの時期を迎えた高校生の焦燥、そして淡い恋を描く、心が澄み渡る青春小説。

【山形県】『おしょりん』 藤岡陽子

内容(「BOOK」データベースより)
明治三十八年、福井県麻生津村。増永五左衛門はこの地に産業を根付かせるべく苦闘していた。そんな時、弟の幸八が村でのめがね枠製造を提案する。村人たちの猛反対の中、二人は困難な道を歩み始めるのだった―。めがねで世界を変えた、兄弟の魂の物語。

藤岡陽子さん、いま注目している作家さんです。これまでにも『てのひらの音符』が公立高校入試問題に出典されました。『おしょりん』は村でメガネ作りに奮闘する兄弟の物語。

【福島県】
小説問題の出題はありませんでした。
詩、川崎洋「森」の出題あり。

関東地方

【群馬県】【埼玉県】 【千葉県】の小説出典はありません(>_<)

【茨木県】『 襷を、君に。』 蓮見恭子

2017年よく出典された作品です。

【栃木県】 『花鳥の夢』山本兼一

内容(「BOOK」データベースより)
安土桃山時代。足利義輝、織田信長、豊臣秀吉と、権力者たちの要望に応え「洛中洛外図」、「四季花鳥図」、「唐獅子図」など時代を拓く絵を描いた狩野家の棟梁・永徳。ライバル長谷川等伯への嫉妬、戦乱で焼け落ちる己の絵、秘めた恋。乱世に翻弄されながら大輪の芸術の華を咲かせたその苦悩と歓喜の生涯を描いた長篇。

狩野棟梁・永徳の生涯を描いた歴史小説より出題。物語の中にも出てくる長谷川等伯の生涯を描いた安部龍太郎の長編小説『等伯』も、これまでに高校国語入試問題に出典されています。興味深い時代ですね。

東京都・神奈川県

【東京都】『一年四組の窓から』 あさのあつこ

内容(「BOOK」データベースより)
中学一年の夏に引っ越すことになった井嶋杏里。転校でなじめない中学の校舎で、使われなくなった教室『1‐4』に入った杏里は、市居一真と出会う。杏里に出会った一真は、杏里に絵のモデルになって欲しいと頼む。そこから物語は始まった―。杏里、一真、そして、かけがえのない友だちと家族。悩みながらも成長する十四歳を描いた、あさのあつこの青春傑作小説。

【東京都・進学重点校】『川の光2』 松浦寿輝

平和だった川での暮らしを追われ、新たな安住の地を求めて旅に出るクマネズミの一家の冒険を描いた『川の光』の続編です。小学校高学年から中学生に、いま読んで欲しい物語です。

【東京都立中高一貫】『あ・うん』 向田邦子

太平洋戦争のころの人々の暮らしを描いた、向田邦子さんにとって最初で最後の長編小説となりました。ドラマのノベライズでもありますが、しっかり小説に仕立ててあります。

【神奈川県】 よこまち余話 木内昇

内容(「BOOK」データベースより)
その路地は秘密を抱いている。ここは、「この世」の境が溶け出す場所。お針子の齣江、“影”と話す少年、皮肉屋の老婆らが暮らす長屋。あやかしの鈴が響くとき、押し入れに芸者が現れ、天狗がお告げをもたらす。

中部地方

【山梨県】【静岡県】【愛知県】はありません(>_<)
【新潟県】『象が空をⅡ 不思議の果実』沢木耕太郎
沢木さんのエッセイより

【富山県】『おしょりん』 藤岡陽子

内容(「BOOK」データベースより)
明治三十八年、福井県麻生津村。増永五左衛門はこの地に産業を根付かせるべく苦闘していた。そんな時、弟の幸八が村でのめがね枠製造を提案する。村人たちの猛反対の中、二人は困難な道を歩み始めるのだった―。めがねで世界を変えた、兄弟の魂の物語。

藤岡陽子さん、いま注目している作家さんです。これまでにも『てのひらの音符』が公立高校入試問題に出典されました。『おしょりん』は村でメガネ作りに奮闘する兄弟の物語。山形県でも出題されました。

【石川県】『「マツミヤ」最後の客』名取佐和子

名取佐和子『「マツミヤ」最後の客』はこちらに収録。ちょっと泣けるいい話がぎゅっとつまった短編集「99のなみだ」シリーズ。累計250万部を超える人気シリーズ全300作品の中から選りすぐりの感動作15作品を厳選。

【福井県】『うたうとは小さないのちひろいあげ』 村上しいこ

内容(「BOOK」データベースより)
高校1年生になった桃子は思いがけなく、短歌を詠む「うた部」に入部する。でも、不登校になったままの親友の綾美に対して部活のことを言い出せない。そればかりか、高校で友達は作らないという宣言までしてしまう。中学時代に起きたある事件に負い目を感じてのことだった。そんなある日の放課後、うた部で短歌甲子園に出場しようという話が持ち上がって―。

野間児童文芸賞受賞作!『空はいまぼくらふたりを中心に』『青春は燃えるゴミではありません』と短歌三部作。こちらの作品や森谷明子さんの『春や春』など俳句や短歌に青春をかける高校生を描いた小説が人気のようです。

【長野県】『獅子吼』 浅田次郎

こちらは浅田次郎さんの短編集。浅田さんの短編はよく考えたら読んだことがありませんでした。問題にも出典された表題作は、主人公がライオン。人間に捕らえられ、動物園の檻の中にいる獅子が父母との懐かしい日々や妻への思いを振り返るシーン。

【岐阜県】『ロードムービー』辻村深月

辻村深月さんのデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』のサイドストーリーとして生まれた3つの短編集。こちらの短編集から国語問題にもよく出典されています。『冷たい校舎の時は止まる』は10代におすすめのミステリー。ぜひ合わせて読んでみてはいかがでしょうか。

関西地方

【滋賀県】【京都府】【大阪府】【奈良県】はありません(>_<)

【三重県】 【和歌山県】襷を、君に。 蓮見恭子

2017年よく出典された作品です。

【兵庫県】 アレグロ・ラガッツァ あさのあつこ

中国地方

【島根県】はありません(>_<)

【鳥取県】 「世界で一番美しい宝石」 辻村深月

『サクラ咲く』に所収。『サクラ咲く』は2016年にも熊本県の公立高校入試問題に出典されたほか、入試国語問題によく出典されています。

【岡山県】「ラブソング」 豊島ミホ

内容(「BOOK」データベースより)
保健室登校の女友達とのぎこちない友情。同級生と馴染めない、音楽ライター志望の偏屈な女子に突然訪れた恋。大好きな彼とさよならすることになっても、どうしても行きたかった、東京―。山と田んぼに囲まれた田舎の高校を舞台に、「あの頃」のかっこ悪くて、情けなくて、でもかけがえのない瞬間を切ないまでに瑞々しく綴る、傑作青春小説。

『檸檬のころ』所収。豊島ミホさんは青春恋愛小説を中心に女子中高生に人気の作家さん。豊島さんのイケてない女子高生時代をつづった『底辺女子高生』も笑えて面白いですよ。

【岡山旭高校】「果物の一夜」 光野桃

『実りを待つ季節』に所収。果物にまつわる小説やエッセイを集めたアンソロジー集『まるまる、フルーツ』(河出書房新社)にも収録されています。未読ですが、読んでみたい作品。

【広島県】 或る朝 志賀直哉

【山口県】 襷を、君に。 蓮見恭子

2017年公立高校入試問題に多く出典された小説です。

四国地方

【香川県】【愛媛県】【高知県】はありません(>_<)

【徳島県】 『花舞う里』 古内一絵

内容(「BOOK」データベースより)
母親に連れられ、奥三河の集落に来た潤。そこは花祭りという伝統神楽が根付く地だった。村のみんなが一体となって準備を進める中、潤は祭りへの参加を拒否する。潤の心には、どうしても癒やすことのできない傷があった。

九州地方・沖縄県

【福岡県】【佐賀県】はありません(>_<)

【長崎県】 『襷を、君に。』蓮見恭子

【熊本県】『風立ちぬ』 堀辰雄

内容(「BOOK」データベースより)
夏の高原で私は少女・節子と出会った。運命的な出会いを感じた私たちは結婚を約束する。しかし、節子は病に侵され、その幸せは長くは続かなかった…。その後、私は彼女の無償の愛を知ることに。愛と死と生をテーマとした、悲しくも美しい調べが心を駆け抜ける。

【大分県】『弓を引く少年』 大塚菜生

【宮崎県】『夜間中学へようこそ』 山本悦子

内容(「BOOK」データベースより)
「わたしも4月から学校だから」ある日突然、おばあちゃんが宣言した。おばあちゃんがわたしと同じ中学一年生!?孫の優菜は、ひょんなことから、ともに夜間中学へ通うことに。それはかけがえのない日々の始まりだった―。

【鹿児島県】 『名もなき風たち サッカーボーイズU-16』 はらだみずき

内容(「BOOK」データベースより)
2011年、高校生になった武井遼介は、関東の強豪サッカー部に入部する。東日本大震災から1ヶ月、ふつうにサッカーができる現状に葛藤を抱きながら、遼介は新入部員約50名でスタートした部活に励む。しかし、全国大会を視野に入れたレベルの高い部内では、1年生チームの中ですらポジションを確保できずにいた。やがて1年生は2チームに分裂し、紅白戦が開催されることに。勝敗によって両チームの選手を入れ替えるサッカー版“大富豪”という特殊ルールで、遼介はチーム内での立場を思い知らされ、夏の1年生大会、ルーキーズ杯へと向かう―。無名の高校生16歳、リアル青春サッカー小説。

【沖縄県】 窓の向こうのガーシュウィン 宮下奈都

内容(「BOOK」データベースより)
周囲にうまく馴染めず、欠落感を抱えたまま十九年間を過ごしてきた私は、ヘルパーとして訪れた横江先生の家で、思い出の品に額をつける“額装家”の男性と出会う。他人と交わらずひっそりと生きてきた私だったが、「しあわせな景色を切り取る」という彼の言葉に惹かれて、額装の仕事を手伝うようになり―。不器用で素直な女の子が人の温かさに触れ、心を溶かされてゆく成長ものがたり。

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