アンソロジーは、1冊でたくさんの作家に触れることができるので、自分では選ばない作家の作品も読めるのがアンソロジーのいいところ。読書の幅を広げてみてくださいね。
とりあえず、どんな本を選んでいいかわからないという人には、いろんな作家の作品が1冊で楽しめるアンソロジーがおすすめです。ここから、好きなジャンルや作家を選んでみるのもいいですよ。短い時間で集中力を高める朝読書におすすめの短編・アンソロジーをまとめてみました。
*このページは随時追加・書き換えしています。
高学年から中学生の朝読書
小学校高学年から中学生の朝読書におすすめの短編アンソロジー
きみが見つける物語
中学生からの読書におすすめしたい、人気作家たちの小説をいいとこどりしたアンソロジーが、このシリーズ。長編の一部がこの本におさめられているという作品もあって、短編が気に入ったら長編も見つけて読めるのもいいところ。
「5分後に意外な結末」シリーズ
読書はあまり好きじゃない、という人にも読みやすくておもしろいこのシリーズは、朝読書にも人気。おどろき、笑い、時には涙する、あっと驚くラストを楽しんでみて。
五分後シリーズはこちらのページでまとめています。
「ピュアフルアンソロジー』シリーズ
こちらは、女の子におすすめのアンソロジーシリーズです。
光村ライブラリー・中学校編
昭和30年から平成14年までに国語教科書に掲載された作品を集めたアンソロジー。こちら、文庫本化してほしいなぁ。
中学生のためのショート・ストーリーズ
まさに中学生の朝読書のためのアンソロジー。ミステリー・冒険・ファンタジー・スポーツなど8つジャンルをその道のプロがセレクト。
例えばオチがある話を選ぶのは、落語家の林家正蔵さん。動物と虫と命の話集を選ぶのは「ムツゴロウ」の愛称でおなじみの畑正憲さん。1冊の中に含まれるおはなしも、小説、ノンフィクション、エッセイとジャンルもいろいろです。
タイムストーリー
「時間」をキーワードにした短編アンソロジー。人気の児童文学作家や応募作品からセレクト。いろんなジャンルの物語が楽しめます。小学校高学年におすすめ。
ショートショートの宝箱
5分で読める、短くて不思議な30編の物語。
オー・ヘンリーショートストーリーセレクション
短い時間で読み切れておもしろいショートストーリーといえば、この人。オー・ヘンリー。
クリスマスの贈り物のために、大切なものを手放した恋人たちを描く(もちろん、最も大切な恋人の心はがっちりつかんでるけどね)「賢者の贈り物」や命を懸けて友人の希望をつなぎとめる切なく哀しい物語「最後の一葉」など有名な作品を知っている人も多いですよね。
オー・ヘンリーのショートストーリーから選りすぐりを集めたのがこちら。少しずつ読み進めるのもおすすめ。
30の神品 ショートショート傑作選
星新一の唯一の弟子・江坂游が選ぶショートショートの名作集。短い時間でさっくり読めて、しっかりオチがある、小さな驚きは感動にも通じます。神ってるともいえるショートショートの数々を召し上がれ。
中学生から高校生の朝読書に
短編少年/短編少女
少年・少女をテーマにした9つの短編アンソロジー。中学生から高校生に。
少年短編【伊坂幸太郎、あさのあつこ、佐川光晴、朝井リョウ、柳広司、奥田英朗ほか】
少女短編【三浦しをん、荻原浩、中田永一、加藤千恵、橋本紡、島本理生ほか】
短編ベストコレクション
その年一年の間に文芸誌に発表された短編から選りすぐりを集めた短編アンソロジー集。ここから気に入った作家さんをみつけるのもおすすめ。
アンソロジー、お弁当。
弁当、カレーライス、おやつ、餃子などそれぞれの食べ物にまつわるエッセイをあつめたアンソロジー集。写真とエッセイ、どちらもいいです。朝ご飯を食べ損ねた人は、お腹がすいちゃうよ(^-^;
ちくま教科書名短篇シリーズ
国語教科書に掲載されてきた名作を集めた短編集。教科書に掲載されている物語なんてつまらない、なんて思っていない?何度も繰り返し読みたくなる、小さな物語たち。どこか懐かしく、心に余韻を残す物語たち。朝読書にぴったりです。
『14歳の本棚』シリーズ
名作、秀作、とにかく14歳に読んで欲しい物語がぎゅっとつまったアンソロジー。中学生の朝読書におすすめです。
百年文庫
いい作品は、時代を超えて読まれるものです。百年、読み継ぎたい名作を集めたポプラ社のポケットシリーズ。「憧」「夢」「音」「心」など、1冊にひとつのテーマで3人の名作をおさめています。日本の作品、海外の作品どちらも読めるのもおすすめポイント。
本が好きな人も、これから本を知りたい人も。物語をコレクションするように読み継ぎたい(そして集めたくなる)全100巻。
好きなテーマから探して読んでみてはいかがですか。
日本文学100年の名作
時代を映し出すような珠玉の作家陣による、中短編を集めたアンソロジー。読み応えのある作品が多いです。
ノンフィクション
中学生からの大学講義
「学ぶ」こと、「考える」こと、「世界」のこと、「科学」のこと、それぞれの道で一流と呼ばれている方たちが、これからの時代を生きる若い人に向けたメッセージ。論説文が読みづらいという中学生は、まずこうした文章に慣れるところからはじめてみませんか。このシリーズを読み切るころには、文章が自然に読めるようになるはず。自分の考えをまとめるきっかけにもなります。
ベスト・エッセイシリーズ
その一年の間に発表されたエッセイから選りすぐりをまとめたベスト・エッセイ集です。「この人は目の前のできごとをこんな風に見ているんだなぁ」とそれぞれの作家の違った視点で書かれたエッセイは、物語よりも人間らしさが味わえる面白さがあります。文庫本が出るとうれしいのだけど。
朝読書の本さがし
朝読書の本さがしに、こちらのページも参考にどうぞ。
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