濱野京子【トーキョー・クロスロード】

青春と恋

少しだけ違う自分になりたいと思うことは誰にでもある。そんな女の子におすすめなのが濱野京子さんの『トーキョー・クロスロード』。大好きな作品です。

ちがう自分、しらない町

栞の休日の過ごし方。
壁に貼った山手線の地図にダーツをして、当たった駅で降りて、町を散策する。
メガネにゆるゆるの恰好に変装して、いつもの自分とは違う自分で、知らない町を気ままに歩く。
ある日、ふと心ひかれた背中にカメラを向けると、それは、かつて同級生だった月島耕也だった。

みんなの前にいるしっかりものの自分、変装して気ままを楽しむ自分、素直じゃない自分、うまく自分をつかめなくて、心を持て余してる苛立ちや不安が伝わる。

でも、それが全部自分なんだって受け止めて、また新しい自分を切り開いていこうとする姿が清々しい。

うまく表に出せない月島への秘めた思いと止められない感情、その恋心にブレーキをかけようとする心の葛藤は、痛くなるほど切ない。泣きたくなりました。てか、泣いてましたけど。

おすすめポイント

◇中学生・高校生におすすめ

◇児童文学作家・濱野京子さんの恋愛物語

受賞歴ほか

第25回坪田譲治文学賞受賞。

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