アーサー・ビナード『さがしています』

さがしています

読み聞かせはライフワーク。そんなわたしが、中学生をはじめとする10代へのよみきかせにおすすめしたい少しビターな絵本を紹介するコーナーです。

今回取り出した1冊は、『さがしています』です。

  • 原爆をテーマに戦争と平和について考える写真絵本
  • 高学年からよみきかせにもおすすめです
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突然に奪われたものは…

広島平和記念資料館に所蔵されている「モノ」14点が、「あの日」をものがたります。
あの日、突然に日常を奪われた持ち主たちを探すかのような「モノ」たちの語りは、
そのまま大切な人を失った誰かの心の声でもある。
同じ思いを抱く人をもう作り出してはいかんと思うのです。
著者はアメリカに生まれ育ったアメリカ人です。
アメリカで広島の原爆投下について学びました。
日本に来て日本を学び、「ピカドン」のことを知りました。
そうした著者だからこそ見えるものがあり、
私たち日本人とは違った、伝える力があるのだと思います。
思いは同じです。

ブックデータ

さがしています (単行本絵本)
童心社
アーサー・ビナード (著), 岡倉 禎志 (写真)

単行本: 32ページ
出版社: 童心社
発売日: 2012/7/20

内容(「BOOK」データベースより)

「おはよう」「がんばれ」「いただきます」「いってきます」「ただいま」「あそぼ」そのことばをかわすことができる、みんなの生活は、どこへいったのか?1945年8月6日の朝、ウランの核分裂がヒロシマでひきおこしたことは、どこまで広がるのか?ピカドンを体験したカタリベたちは、今の日本をじっと見つめているのだ。その視線の向こうにあるのは―。

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