10代からおすすめの名作を絵本で読もう

本棚のモノクロ写真

名作を読んでみたいけど、あんまり本を読まないぼくには難しそう。簡単に読める名作ありますか。

一般に名作といわれるような作品は、文章や描かれている風景になじみがない人には、ちょっと読みづらいものです。イメージをつかむために、絵本や挿絵のある本を読んでみるのがおすすめですよ。

文豪・夏目漱石や芥川龍之介などの名作絵本を紹介します。名作と言われる作品が苦手な人は、まず絵本で読んでみませんか。情景が浮かび物語の世界に入りやすくなりますよ。

芥川龍之介

有名人すぎるためたくさん出版されている芥川龍之介さんの絵本の中から、4冊紹介します。

『トロッコ』

工事現場で見かけたトロッコに憧れて勢いよく乗せてもらった良平ですが、途中でトロッコを下ろされそこから一人で帰ることになってしまいます。先を考えずに行動してしまう浅はかさを突きつけられる思いと、子どもだからこその心細さや心許なさがきゅっとしみる物語です。又吉直樹さんも共感を得たという芥川龍之介の短編。

トロッコ (日本の童話名作選)
偕成社
¥1,980(2020/09/05 15:24時点)

『蜘蛛の糸』

天国の蓮池から地獄の様子をご覧になっていたお釈迦様は、かつて蜘蛛を助けたことのある大泥棒の姿を見つけ、助けてやろうと蜘蛛の糸を垂らしました。地獄から抜け出そうと、細い蜘蛛の糸に手をかけて必死に上ってゆく大泥棒でしたが…。地獄絵図のようすは絵本です。

蜘蛛の糸 (日本の童話名作選)
偕成社
¥1,760(2020/09/05 04:46時点)

『魔術』

魔術を見せてもらった「私」は、自分も挑戦したいと願い出ます。魔術師は誰にでもできると言いますが、習得するにはある条件がありました。

魔術 (日本の童話名作選シリーズ)
偕成社
¥1,980(2020/09/05 04:46時点)

『しろ』

芥川竜之介の『しろ』を底本として、イラストレーター田中伸之さんが仕上げた絵本。モノクロの世界が、しろの物語をより本質に向けている感じます。
(出版社コメントより)
この絵本の著者、田中伸介氏は、この作品を鉛筆のみで描いており、また文字部分はボールペンを使用し手書きで仕上げました。
繊細でダイナミックな線画が織りなす、表情・模様・目線・風景……細部にわたる表現が、「しろ」のこころ模様を色濃く映し出しており、非常に味わいの深い一冊です。

しろ(原作:芥川龍之介)
みらいパブリッシング
¥1,650(2020/09/05 04:46時点)

小川未明

小川未明さんの物語もたくさんの絵本が出版されています。その中から10代のみなさんにもおすすめの3冊を紹介します。

赤い蝋燭と人魚

老夫婦のもとで育てられる人魚の娘。ただひっそりとした暮らしの中にある幸せに気付かない哀しさは現代のわたしたちの暮らしになにか問いかけているようにも感じます。酒井駒子さんのイラストが切なさを誘います。

赤い蝋燭と人魚
偕成社
¥1,540(2020/09/05 04:46時点)

『牛女』

小川未明さんの作品の中で、私の一番心に残る作品はこの「牛女」です。子どもを思う純粋で一途な母親の思いに心打たれます。

牛女 (名作絵本シリーズ)
戸田デザイン研究室
¥1,760(2020/09/05 04:46時点)

『ものぐさじじいの来世』

なんにもしたくないものぐさなおじいさんは、死んだら来世はなにになりたいのでしょうか。「私は貝になりたい」というドラマがありましたが、そのラストと重なるものがあります。

ものぐさじじいの来世
架空社
¥1,650(2020/09/05 04:46時点)

清少納言『春はあけぼの』

国語の授業でも学習する清少納言の『春はあけぼの』がかわいらしい絵本になりました。季節ごとに色彩あふれる景色がイメージしやすいと思います。「声にだすことばえほん」のとおり、読み上げた時のリズムのよさはこの作品の魅力のひとつ。絵本を眺めたり、読み上げたりして楽しんでください。

春はあけぼの (声にだすことばえほん)
ほるぷ出版
¥1,320(2020/09/05 04:46時点)

太宰治『走れメロス』

「メロスは激怒した」の書き出しだけは知っている、という人はまずはこの絵本を読んでみましょう。メロスが何にそんなに怒っているのかわかります。迫力と疾走感のあるイラストが物語にマッチしています。

走れメロス(声にだすことばえほん)
ほるぷ出版
¥1,320(2020/09/05 04:46時点)

夏目漱石『吾輩は猫である』

「吾輩は猫である。名前はまだない」の有名な書き出しから始まる序文が絵本になりました。武田美穂子さんのどこか愛嬌のあるイラストで、はじめての夏目漱石作品としてもおすすめできます。

吾輩は猫である (声にだすことばえほん)
ほるぷ出版
¥1,320(2020/09/05 15:24時点)

宮沢賢治

児童文学作家でもあった宮沢賢治の作品は、たくさんの絵本が出版されています。その中から、中学生以上にも読んで欲しいものを紹介します。

オツベルと象 

オツベルと象の関係性は、わたしたちのくらしの中に日常的にしみ込んでいると感じます。荒井さんの挿絵が多くを語らない象の心を代弁しているような絵本です。

オツベルと象 (ミキハウスの絵本)
ミキハウス
¥1,650(2020/09/05 04:46時点)

『銀河鉄道の夜』

宮沢賢治作品の中でも、著者の人生観が強く反映されている作品ではないでしょうか。藤城清治さんの影絵が、読者をより幻想的な物語の世界へ誘います。藤城清治さんは『風の又三郎』『セロ弾きのゴーシュ』も描いています。

銀河鉄道の夜
講談社
¥2,090(2020/09/05 04:46時点)

『よだかの星』

どこへ行ったら自分の居場所はあるのだろう。自分はいったい何者なのだろう。そんな思いに直面している人に読んで欲しい宮沢賢治の作品です。社会から突き付けられる不条理に切ない思いがこみ上げます。

よだかの星 (ミキハウスの宮沢賢治の絵本)
ミキハウス
¥1,650(2020/09/05 04:46時点)

もっと読みたい人におすすめの本

最後にわたしの一番おすすめの名作絵本シリーズを紹介します。立東舎から出版されている「乙女の本棚」シリーズです。げみ、しきみ、ホノジロトヲジなど人気イラストレーターさんが描く美しく幻想的な名作の世界をじっくりと堪能してください。

ぜひ学校図書館で揃えて欲しい!

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この本の担当者
ゆう

ぶっくす雨だれの店主。
好きなこと:本を読むこと、食べること。
苦手なこと:そうじ
学校図書館あちこち。ブックカフェを開くのが夢です。

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この本を読んだみんなの感想

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