辻村深月さんの小説から中学生・高校生の10代におすすめの本を紹介します。
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作家・辻村深月
1980年2月29日生まれ。4年に一度のうるう日生まれなんですよ。
山梨県笛吹市出身。千葉大学教育学部卒業。
『冷たい校舎の月は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞。これがデビュー作となります。このデビュー作に登場する主人公の名前が辻村深月。そのまま彼女のペンネームになっています。ミステリーのイメージの強い辻村さんですが、『島はぼくらと』『ロードムービー』など国語入試問題にもよく出典されている作家さんでもあります。
中学生・高校生にぜひ読んで欲しい小説がたくさんあります。私のおすすめ6冊を紹介します(*´ω`*)
①冷たい校舎の時は止まる
辻村深月さんのデビュー作。大雪の日に校舎の中に閉じ込められてしまった8人の高校生たち。SFファンタジーでありながら、彼らがそれぞれに抱える10代らしい迷いや闇と向き合う姿が心に響きます。怖いと切ないを掛け合わせた、青春ミステリー。ファンタジーでSFでミステリーで青春でホラー、というジャンルを超えた物語をお楽しみください。高校生におすすめです。
②凍りのくじら
辻村さんの作品の中でもおすすめ度の高い作品です。ドラえもんが物語のキーワードになっています。ドラえもんが好きな人におすすめ。あらすじやネタバレ見ないで、まず読んでみて。中学生から高校生におすすめです。
③かがみの孤城
中学一年生になったばかりで、学校に行けなくなった”こころ”。ある日、部屋の鏡が光り出し、気が付くと鏡の中の世界に引きずり込まれていた。そこにはこころと同じように学校に行けない7人の中学生がいた。自分の居場所がうまく見つけられないこどもたちに寄り添い、勇気をくれるような物語。中学生におすすめです。
2018本屋大賞受賞作!
④島はぼくらと
国語入試問題にもよく出典される小説です。島に暮らす高校生たちの物語は、中学生・高校生におすすめの1冊。
2014年本屋大賞第3位
⑤ツナグ
映画化もされた話題作。死者ともう一度だけ会えるとしたら…切なさとほっとあたたまるような物語は、中学生にも人気の作品です。
⑥きのうの影踏み
こっくりさんやトイレの花子さんのような怖いおはなし、オカルトや都市伝説が好きな人、長編は苦手だから短編が読みたい!という人におすすめ。
ドキッとして背筋がぞっとするような、少し不思議で実は怖い物語が凝縮された短編集です。
⑦朝が来る
2016本屋大賞第5位。ひきこまれて一気読みでした。あまり本は読まない中学生の女の子にも読んでほしい。
もっと辻村深月
鍵のない夢を見る
少し居心地がわるく、どこか後味の悪い辻村さんらしいミステリー短編集。第147回直木賞受賞作。
盲目的な恋と友情
盲目的な恋に堕ちていく蘭花と、彼女への盲目的な友情に心乱される留利絵の物語。好き嫌いが分かれそうな作品。高校生からおすすめかな。
水底フェスタ
高校生からおすすめの恋愛がらみのミステリー。毎年行われている音楽フェスである女性と出会い、そこから事件に巻き込まれていきます。