農業と食を知る本を探してみよう

農業、林業、酪農など…農業に興味がある人。
食べることが好きな人。
農業と食についてもっと知りたい人。
農業や食をテーマに調べたい人に、本の探し方や小説・資料を紹介します。
一緒に本探しをしてみよう。

キーワード

農業や食をテーマに調べたいとき、どんなキーワードがあるかな。

キーワード
農業、農耕、畜産、第一次産業、農学、農産物、食物、食品加工

図書館で調べるときの本の分類
588…食品工業
596…食品、料理
610…農業
640…畜産業

※ここではテーマを農耕や畜産に絞って調べてみます。水産業や林業は別とします。林業について興味のある方はこちらのパスファインダーを参考にどうぞ。

農業の歴史といまについて考える

食料の世界地図 第2版
世界の人びとが、何を、どこで、どのように食べているか、食料がどのように作られ、販売され、消費されているかなど、食文化と過程における問題点を世界地図とグラフでわかりやすく見せています。“食料の旅”には産業、技術、経済、社会、政治の要素がつねに変化しながら複合的に関係していることがわかります。自然科学と社会科学の観点から、世界の食を見渡している世界地図は、眺めているだけで、新たな発見に出会うことができるでしょう。

食料の世界地図 第2版
丸善
¥2,860(2020/09/05 17:29時点)

『農学が世界を救う!――食料・生命・環境をめぐる科学の挑戦』

研究対象は、地球全体から顕微鏡で見る世界まで!人びとの暮らしを豊かにし、自然環境を保全し、生き物たちとの共生を目指す。そんな可能性を秘めた夢のある学問―それが「農学」です。農業経済学、生命科学、食料や環境科学など、農学に含まれるさまざまな分野の第一人者が、その魅力を語ります!

トラクターの世界史 – 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち
農業を大きく進歩させたトラクターの歴史がわかります。
(内容紹介)
1892年にアメリカで発明されたトラクターは、直接土を耕す苦役から人類を解放し、穀物の大量生産を可能にした。文明のシンボルともなったトラクターは、アメリカでは量産によって、ソ連・ナチ・ドイツ、中国では国策によって広まり、世界中に普及する。だが、化学肥料の使用、土地の圧縮、多額のローンなど新たな問題を生み出す。本書は、一つの農業用の”機械”が、人類に何をもたらしたのか、日本での特異な発展にも触れながら、農民、国家、社会を通して描く。

お米作り・稲作について調べる

甲斐 信枝『稲と日本人』
毎日食べているお米についてわたしたちはどれくらい知っているのでしょう。お米がどのようにできるのか、そして日本人の稲作の歴史についても学べる1冊です。美しいいたストとともに説明される絵本スタイルで、小学校高学年から中学生まで読みやすくおすすめです。
(出版社コメントより)
全ページを甲斐信枝さんの精密で美しい絵とともにつづる、稲と日本人の類稀なる精神史。

稲と日本人 (福音館の科学シリーズ)
株式会社 福音館書店
¥2,200(2020/09/05 11:39時点)

『お米は生きている』富山 和子
わたしはこれから日本人とお米との、長いつきあいの歴史についてお話ししていきます。それというのも、いま日本は、外国からお米を輸入するようになり、水田がつぶされ、農業をする人がどんどんへっています。「これでようだろうか」と心配する人もすくなくありません。わたしたちにとって、お米とはいったい何だったか、ということを、みんなで考えてみる必要があるからです。──(本文より)
産経児童出版文化賞大賞/青少年読書感想文全国コンクール課題図書

お米は生きている (講談社青い鳥文庫)
講談社
¥704(2020/09/05 15:58時点)

『千年の田んぼ ~国境の島に、古代の謎を追いかけて』石井里津子
山口県、日本海に浮かぶ小さな島・貝島に広がる「八丁八反」と呼ばれている田園地帯。小さな島には大きすぎるほどのきれいに整えられた田んぼ。そのわきに点在するいくつものため池群。稲作の歴史が見えるノンフィクション。

農家のみなさんのノンフィクション

『奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』
リンゴもお米もほとんどの農作物が農薬の導入とともに今のような進化を遂げてきました。農薬を使わないリンゴ栽培に挑む!それはリンゴ栽培を知っているものにすれば、無謀な挑戦でしかありません。何年も失敗を重ねても、極貧生活に耐えあきらめなかった木村さん。死を決意したその日、山中で見つけた景色が彼を成功へと導きます。このシーンは涙です。
木村さんのリンゴは農薬で守られ育てられたリンゴとはちがう濃い味がするそうです。食べ物を育てることは人間を育てることにも通じると、この本を読んで強く感じました。

リンゴ栽培には農薬が不可欠。誰もが信じて疑わないその「真実」に挑んだ男がいた。農家、木村秋則。「死ぬくらいなら、バカになればいい」そう言って、醤油、牛乳、酢など、農薬に代わる「何か」を探して手を尽くす。やがて収入はなくなり、どん底生活に突入。壮絶な孤独と絶望を乗り越え、ようやく木村が辿り着いたもうひとつの「真実」とは。

『99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る』
東日本大震災で東北沿岸の第一次産業は大きな被害を受けました。宮城県山元町は主要産業だった「イチゴ」が壊滅的な被害に遭った。東京でIT企業を経営する起業家である著者が、すべて失った絶望をチャンスと捉えて、ゼロから新しいイチゴづくりに携わった。ブランドイチゴ・ミガキイチゴのはじまりである。ITを取り入れた新しい農業がわかるノンフィクション。

農業の仕事をテーマにした小説・物語

農業のことがよくわかる、農業がもっと身近になる、農業が人生を変える、そんな小説を紹介します。

堀米薫『あぐり☆サイエンスクラブ』
【小学校高学年から中学生向け】
小学5年生の学が、偶然手にしたチラシに引き寄せられてはじめることになった米作り。一年後に、おいしいお米はできるのでしょうか。毎日食べているお米がどんな風に作られているのか教科書で学んだ知識で知っていると思っていませんか?一年かけて実際に体験することは難しいですが、学たちと同じ気持ちでじっくりとお米作りと向き合ってみませんか。

著者は農業・酪農家であり児童文学作家の堀米薫さん。堀米さんの作品には、農業に携わっているからこそ見える視点があります。ほかの作品もおすすめです。

『生きるぼくら』原田マハ
【中学生からおすすめ】
ひきこもりだった青年・人生は、ひょんなことから出会った人たちと昔ながらの自然農法でお米作りをすることになります。お米ができるまでにはたくさんの手間のかかる工程があります。ひとつひとつを丁寧に、心をこめて、みんなで力を合わせて行う米作り。だからお米が美味しくなるんですよね。おばあちゃんの握ったおにぎりがとてもおいしそうです(*‘∀‘)疲れた心に優しい物語です。中学生からおすすめ。

佐藤 剛史『自炊男子 「人生で大切なこと」が見つかる物語』
【中学生・高校生・大学生に読んで欲しい本】
特に!これからの時代を生きる男子のみなさんに、参考書よりも手にとって欲しい1冊!「ふだん料理はしない」という人や「食欲が満たされればなにを食べても同じ」なんていう人におすすめしたい。
イケベタカシくんは教育大学に通うごく一般的でテキトーな大学生。食を大切にする彼女との出会いをきっかけに、自炊をはじめるのですが・・・。料理を作ることで、料理に込められた思いや食の大切さに気付きます。これを読むと「いただきます」と「ごちそうさま」がしっかり言えるようになるはず。

垣谷美雨『農ガール、農ライフ』
【中学生からおすすめ】
主人公の水沢久美子は32歳。派遣切りにあったその日に、同棲相手からも別れを切り出され、一度に仕事も彼氏も家も失ってしまう。久美子はひょんなことから農業女子を目指すことに・・・。農業が抱える問題や若い女性の貧困問題にも切り込みながら、前向きに農業に向き合う若い女性をコミカルに描きます。

農ガール、農ライフ
祥伝社
¥721(2020/09/05 15:58時点)

篠田節子『ブラックボックス』
【中学生からおすすめ】
人工的に管理された環境で栽培され、完全無菌の工場で加工されたサラダ。安全なはずの食材を食べた人たちの体に異変が現れ始める…。食の安全を根本から揺るがす食育ミステリー。これを読んだ後では、自分で野菜を作ろうかなって気がしてきます。食べることが好きな人にぜひ読んで欲しい。

荒川 弘『銀の匙 Silver Spoon』
酪農に興味がある人に絶対おすすめの漫画!学校図書館にも揃えたい漫画シリーズです。進学校から逃げるように入学した農業高校で主人公が出会う濃いキャラクターたちとの日常にほんわかと癒されます。そればかりでなく、日本の酪農農家の現実や「食べること」「生きること」なんて深いこともじわりと考えさせてくれます。日本の食を支えていくこんな若者たちがいてくれることにとても頼もしくなります。←漫画だけどね

おまけ:農業と食を知るおすすめ映画

リトル・フォレスト
手元においておきたいお気に入り映画のひとつです。自然とともに生きること、暮らすということ、食べること、そのために「作る」ことが当たり前にあること。緩やかに時間の流れに沿うようなこんな暮らしに憧れます。自然中でのくらしはもちろん理想的なことばかりではありませんが、舞台となっている岩手県の美しい自然風景に魅入られます。第18回メディア芸術祭エンターテイメント部門審査委員会推薦作品。

2014年劇場公開
自然派のみなさんに人気の高い作品です。
【監督】森淳一
【キャスト】橋本愛、三浦貴大、松岡茉優
夏/秋編と冬/春編の二本立て
夏編から観て、春編で終わりですよ。

奇跡のリンゴ

青森県弘前市のリンゴ農家・木村秋則さんが挑んだ完全無農薬のリンゴ作り。それは、不可能への朝鮮でした。ノンフィクションで紹介した木村秋則さんの『奇跡のリンゴ』を原作とした映画です。
奥さんのアレルギーがきっかけで、はじめた完全無農薬のリンゴ作り。何年も失敗を続け、極貧生活を強いられながらも諦めない木村さんは、もうなにかに憑りつかれているとしか思えない!しかし強いプライドを感じる木村さんの諦めない姿勢は、観るものの心をつき動かします。

2013年【監督】中村義洋

【キャスト】阿部サダヲ、菅野美穂

まとめ

いかがでしたか。農業を仕事にしたい人や農業に関わる仕事をしたい人のための進路選びの参考になる本を紹介します。

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この本の担当者
ゆう

ぶっくす雨だれの店主。
好きなこと:本を読むこと、食べること。
苦手なこと:そうじ
学校図書館あちこち。ブックカフェを開くのが夢です。

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この本を読んだみんなの感想

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