三浦綾子『塩狩峠』

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  • 実在の列車事故の犠牲となった青年をモデルに描かれた三浦綾子の代表作
  • 国語教科書でも中学生におすすめの本
  • 椎名林檎も影響を受けた本

あらすじ

北海道川上郡に塩狩峠と呼ばれる険しい峠がある。1898年、旧国名・石狩と天塩をつなぐ通路として開削された。1909(明治42)年、この峠を走る宗谷本線を走行していた列車の連結器が外れる事故が起こった。切り離された列車は、勾配を逆走しはじめる。その時、ひとりの男がハンドブレーキをめがけて暴走する列車に身を投げ出した。彼のとっさの判断は、自らの犠牲のひきかえに多くの命を救った。

熱心なキリスト教信者でもあったという青年の信仰に支えられた生涯を描く。

 

ゆう
ゆう

モデルになった長野さんは、とても立派な方で誰からも慕われる人だったといいます。

物語の中の永野さんはもちろん立派な人だけれど、人生悩み迷う姿はとても人間的で、親近感のあるその姿に惹かれます。

想像していたよりもずっと読みやすく、教訓的でなく、爽やかな読後感。

おすすめポイント

実在した人物をモデルにした小説

自身も敬虔なクリスチャンであった三浦綾子は、塩狩峠の列車事故で犠牲となった鉄道職員・長野政雄の話を耳にし、長野さんの行動にとても心を打たれたといいます。そして、長野さんをモデルにその生涯を物語として書き残しました。この小説では愛と信仰心、自己犠牲というテーマを含み、生きることの意味を問います。

椎名林檎も推薦するロングセラー小説

1966年『信者の友』にて発表、単行本・文庫化され、売り上げ250万部以上のロングセラー小説です。椎名林檎が中学時代に読んで感銘を受けたというエピソードも有名です。

読書感想文にもおすすめ

人間の普遍的なテーマを含む実話をもとにした小説です。中学生・高校生の読書感想文の図書としてもおすすめです。

  • 人としてどう生きるか
  • 人は宗教にどう支えられているか

などなど、いろんな読み方ができそうです。

著者プロフィール

三浦綾子(1922-1999)
北海道旭川市生まれ。高等女学校卒業後、7年間小学校教員を務める。

終戦後、肺結核の闘病中に洗礼を受けクリスチャンに。1963年『氷点』で朝日新聞社主催の懸賞に入選したのをきっかけに、連載開始。以来、多くのベストセラーを刊行。2014年、自宅を三浦綾子記念館とし、彼女の名にちなんだ三浦綾子文学賞が創設された。

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