- ちゅうでん児童文学賞大賞の児童文学作家澤井美穂が贈る、小・中学生向けライトミステリー
本の紹介(あらすじ)
惟は中学二年生。去年の春にひとりで北国にあるこの町に引っ越してきた。母との息苦しい生活を抜け出し、いまは父方の祖母・窈子さんと暮らしている。
この町には、ちょっと不思議な都市伝説がある。
それが「ローズさんの呪い」だ。
くちさけ女や〇〇地獄のような類のものだが、その目撃談というか噂話は尽きず、
ローズさんは夜になるとアーケード街を歩いているとか、
声をかけると消えるとか、
ローズさんは悲しいことが重なって運河に身を投げて自殺したらしいとか
13日の金曜日に強化で合わせ鏡をするとローズさんが出てくる⁉
なんてものまである。
ローズさんの呪いに興味を持った惟は、音楽室で出会った少年とともに「ローズさん」の謎について調べることに。噂の真相をさぐるうち、意外な真実が見えてくる…。
前作『赤いペン』も同じように都市伝説の噂を追うストーリーでしたが、噂の奥にある知られざる人々の思いに気づかされます。
本をチェックする
小学校高学年から中学生向けのライトミステリーです。小学校図書館におすすめ。
単行本: 223ページ
出版社: フレーベル館
ISBN-13: 978-4577046746
発売日: 2018/7/1
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