福田隆浩『幽霊魚』

本の紹介(あらすじ)

小学6年生の知希は、父さんの転勤で、父さんと二人、都会から離島に引っ越してきた。転校して初めての夏休みを迎える。
港で一人魚釣りをしていると、柄の悪い二人の同級生が話しかけてきた。最初は距離を置いていた知希だが、乱暴そうながらどこか通じ合うものを感じ、仲間として過ごすようになる。
そのうちの一人、英治は、巨大な「幽霊魚」の伝説を信じ、それを見つけて釣り上げることに情熱を傾けていた。「釣り上げれば、大事なものをぜんぶ取り返せる」と言って……。

幻の「幽霊魚」をモチーフに少年の自立と成長を描く、正統派児童文学作品。

著者・福田隆浩

1963年、佐賀県生まれ。長崎県に在住。
特別支援学校教諭として勤務のかたわら執筆した『この素晴らしき世界に生まれて』が、第2回日本児童文学者協会長編児童文学賞受賞し、デビュー。小学校高学年におすすめの児童書をたくさん刊行しています。

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著者:福田隆浩
出版社: 講談社
単行本: 226ページ
発売日: 2015/6/16

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