【作家・今村夏子】10代に読んでほしいおすすめの本はこれ!

今村夏子おすすめの本

読書芸人をはじめ多くの読書家たちがいま注目している作家・今村夏子さん。
どこにでもあるような日常を淡々と、時にはユーモアを織り込みリズミカルに描きながら、どこか心をざわつかせる文体に、不思議な魅力があります。
自分と他者との価値観のズレがボーダレスに描かれている、そんな感じがします。

わたしもデビュー作を読んで以来の大ファンです。

そういえば、何回も同じ本読んでるよね。

純文学は難しそうという中高生のみなさんにも、読みやすいのでぜひ挑戦してみて欲しい作家さんです。

著者・今村夏子

1980年2月20日、広島県広島市生まれ。

アルバイト先の事務所で「明日休んでください」と言われた帰り道、突然、小説を書いてみようかと思いつきました。なんの覚悟も決意もなく、ただ思いつくままにノートに手書きで書いていき、夏にパソコンを購入し、しばらくしてからプリンタを購入します。そうして、半年かけて出来上がったのが、デビュー作の『こちらあみ子』。

『こちらあみ子』…第26回太宰治賞受賞。第24回三島由紀夫賞受賞。

『あひる』…第5回河合隼雄物語賞受賞。第155回芥川賞候補に。

『星の子』…第39回野間文芸新人賞を受賞。第157回芥川賞候補に。

こちらあみ子

こちらあみ子
筑摩書房
¥708(2020/05/30 07:31時点)

今村夏子さんを読んでみたい人に、まず手渡したいのがデビュー作の『こちらあみ子』です。今村さんの作品に通じる「どこかずれた感覚」を感じてみたいという人は、文庫本に収録されている「チズさん」を読んでみてください。ごく短い物語なのであっという間に読めます。ラストに思わず「えっ⁉」と声をあげてしまうような、ぞわっとして腑に落ちない感じが味わえます。その感覚が気に入った人は「こちらあみ子」を続けて読んでみるのもおすすめです。

あひる

あひる
書肆侃侃房
¥572(2020/05/30 07:31時点)

ある日、うちにやってきたあひる。知人から預かったあひるを飼い始めたところから、日常が少しづつ変わり始める。しかし、読み進めるうちに読者は気づく。変化を受け入れすぎるこの家族の「おかしさ」を。自分がその中に入るときには、気づかない奇妙さ。芥川賞候補作にもなった短編集です。

星の子

星の子
朝日新聞出版
¥1,540(2020/05/29 05:13時点)

今村夏子さん初の長編小説です。長編と言っても、主人公が中学生の女の子でもあり、さっくりと読みやすいです。新興宗教に入り込むある家族の物語。今村夏子さんらしく、周りの人たちは振り回されますが

今村夏子の主な作品

【2011年】
『こちらあみ子』
【2016年】
『あひる』
【2017年】
『星の子』
【2019年】
『父と私の桜尾通り商店街』

新刊・話題作

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女
朝日新聞出版
¥1,430(2020/05/30 07:31時点)

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この本の担当者
ゆう

ぶっくす雨だれの店主。
好きなこと:本を読むこと、食べること。
苦手なこと:そうじ
学校図書館あちこち。ブックカフェを開くのが夢です。

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