お笑い好きに読んで欲しい芸人の本おすすめの本

お笑いが好きな人におすすめの小説や芸人さんの書いた本をまとめました。おもしろい本が見つかるかな。

鈴木おさむ『芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~』

「めちゃイケ」や「スマスマ」など人気番組の放送作家である鈴木おさむ氏が、「どうしても書きたかった」という、売れない芸人たちのリアルな青春物語。結成11年目にして全く売れない漫才コンビ「イエローハーツ」の田中と甲本のふたりが交換日記を通して本音をぶつけ合う。その先に未来はあるのか?笑いはあるのか?芸人を目指している人は必読ですよ。

千原ジュニア『14歳』

千原兄弟の弟・千原ジュニアさんの自伝的小説。14歳の少年は、ある日部屋にカギを付け、引きこもりを始めた。テレビで砂嵐ばかりをみていた毎日、自分が何者になるのかわからずにどうしようもない不安だけをただ抱えていた少年のリアルな青春。中学生・高校生にぜひ読んで欲しい1冊です。千原兄・せいじさんの『がさつ力』もおもしろいですよ。

松本人志『「松本」の「遺書」 』

芸人さんの書いた本にこれほど心を動かされたことはそれまでありませんでした。ダウンタウンの松本人志さんのベストセラーとなった『遺書』と『松本』を1冊にまとめて文庫化。「笑い」へのストイックすぎるほど真摯な姿勢が見えます。常にトップを走り、みんなを笑わせ続ける松本さんの「笑い」への強い愛情を感じる1冊。

山田ルイ53世 『一発屋芸人列伝』

第24回雑誌ジャーナリズム賞作品賞受賞!
一発屋芸人と呼ばれる人たちがいる。彼らはもう「終わった」のだろうか。いや違う。
自身も「一発屋」と呼ばれた山田ルイ53世が、一発屋芸人たちと向かい合ったドキュメンタリー。

山田ルイ53世さんって、文章も書く人だったんですね。同じ芸人さんだからこそ、彼らの言葉をうまく引き出せたのかもね。

麒麟・田村裕『ホームレス中学生』

貧乏ネタを笑いに変える芸人さんはたくさんいますが、麒麟・田村さんのホームレス生活は衝撃的です。中学生の田村少年がある日帰宅すると、父親から突然の家族解散宣言!?その日から、田村少年は公園のウンコ形遊具の中で暮らしはじめます。ひとつボタンが掛け違っていたら…と考えると怖くなるような現実ですが、明るく乗り越えられたのはたくさんの人に支えられる彼のキャラクターのおかげではないでしょうか。映画化もされたベストセラー。小学生から読める児童書版もあります。

本当に日本でこんなことがあるのかと驚いた!いまは芸人さんになり、笑い話のようにも読めるが、犯罪に巻き込まれずに大人になって本当によかったと思う。

ツチヤタカユキ 『笑いのカイブツ』

cakes連載で大反響を呼び、出版社からの書籍化希望が殺到した青春私小説の傑作!
人間関係が極度に不得手のため、孤独な日々を送る青年は、「お笑い」に生きることを決意する。
青春のすべてをテレビや雑誌の投稿企画に費やし、ネタ出しはどんどん加速。ついには日に2000本のボケを作るようになり、深夜ラジオでは広く知られる「伝説のハガキ職人」になるが――。

西野亮廣『グッド・コマーシャル』

お笑い芸人であり、絵本作家としても活躍している西野さんですが、私の一番のおすすめはこちらの小説。借金のためにひょんなことから誘拐を思いついた脚本家志望の男のドタバタコメディ小説。舞台原作らしいテンポ良い展開でさっくり読めます。何も考えずに単純に楽しめて笑えるハッピーエンドだから、元気になりたい人におすすめ。

中田敦彦『芸人前夜』

笑いにダンスにと多彩な才能で魅せるお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」中田敦彦さんの自伝的青春小説。彼女ナシ&引きこもりのガリ勉少年がお笑いコンビとしてデビューするまでの「武勇伝」を語ります。「しくじり先生」でも読書家として知られるあっちゃんの文章らしい読みやすさ。

又吉直樹『火花』

お笑いの世界を純文学でつづる芸人は、100年後にもきっと現れないだろうと思う。第153回芥川賞受賞作。少し難しいと感じる人もいると思うけれど、お笑いの世界も垣間見える物語なので挑戦してみてはいかがでしょうか。
又吉さんのおすすめ本もっとありますよ。

バカリズム『都道府県の持ちかた』

小学校高学年から中学生・高校生にも!笑えて勉強になるバカリズムの本。バカリズムの都道府県の形に注目した「都道府県を持ったらどうなるか?」のネタが書籍文庫化。都道府県がぞんざいな扱いを受けてしまいます。あはは。アナタの住んでいる県は大丈夫でしょうか?各都道府県のデータ付きで地理の勉強にも役立ちます。

こちらの本もおすすめです

読書芸人として知られる又吉直樹さん、カズレイザーさん、光浦さんがおすすめする本をチェック。