中高生におすすめ~春・新しいはじまりに読みたいおすすめの本

季節・イベント

春は新しい季節のはじまり。「春」の季節を描いたもの、「桜」など春を連想させるものなど「春」をテーマにした10代におすすめしたい本を紹介します。

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重松 清 『季節風 春』

古いひな人形が、記憶の中の春とともに、母の面影を思い起こさせる「めぐりびな」、子どもが生まれたばかりの共働きの若い夫婦が直面した葛藤と、その後の日々を鮮やかに描き出した「ツバメ記念日」など、美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」シリーズの春物語。旅立ちとめぐり合いの12篇を収録。

短編集『季節風』より「春」を描いた作品を集めています。ほっと心暖かくなり、じんわりと涙を誘う、重松清さんらしい作品ばかり。

 

「名前」~角田光代『Presents』より

春子は自分の名前があまり好きではなかった。春に生まれたからという理由で名付けられた自分の名前はあまりに平凡で退屈な気がした。生まれてくる子どもに名前を付ける番になり、どんな名前を付けようかと日々考えている春子のもとに、母から古い名前辞典が届くのだが…。満開の桜並木の景色が浮かぶ短編です。

「桜の声」~村山早紀『コンビニたそがれ堂』

さがしものが見つかる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。街のラジオ局でアナウンサーをしている桜子さんが、たそがれ堂で見つけたのは、ガラス玉の中に本物の桜の花びらが入っているような携帯ストラップ。コンビニを出ると、ふと流れたケツメイシの「さくら」という曲に桜子さんは、田舎の桜を懐かしく思い出しました。このあと、桜子さんに不思議な出会いが訪れます。

瀬尾まいこ『春、戻る』

結婚を間近に控えたさくらの前に突然現れた「兄」と男。さくらには、「兄」などいない。お調子者の男に振り回されながらも、いつか傷ついた心を癒してくれただれかの存在に気づかされる。心あたたまる物語です。

新津きよみ『ふたたびの加奈子』

(内容紹介)五歳になる一人娘の加奈子を交通事故で亡くした桐原容子は、夫の信樹と“加奈子の魂”の三人で暮らしていた。容子は食事の時も、外出する時も、いつも“加奈子の魂”と一緒だった。だが、そんなある日、“加奈子の魂”は転生の場所を見つけたらしい。妊娠三ヶ月の主婦・野口正美の身体だ。容子は、ひたすら正美の出産を心待ちにするが、そこには意外な現実が待っていた…。愛する子を失った母親の深い悲しみと、魂の“転生”が驚くべき結末をもたらす、感涙必至の長篇小説。

読みどころは、満開の桜が浮かぶラストのシーン。花を散らし、また翌年には花を咲かせる桜の花びらの美しさに輪廻転生の不思議さが重なり、胸に迫ります。

湯本香樹実『春のオルガン』

(内容紹介)小学校を卒業した春休み、私は弟のテツと川原に放置されたバスで眠った──。大人たちのトラブル、自分もまた子供から大人に変わってゆくことへの戸惑いの中で、トモミは少しずつまだ見ぬ世界に足を踏み出してゆく。ガラクタ、野良猫たち、雷の音……ばらばらだったすべてが、いつかひとつでも欠けてはならないものになっていた。少女の揺れ動く季節を瑞々しく描いた珠玉の物語。
『夏の庭』の著者・湯本香樹実さんによる少女の心の揺れを丁寧に描いた作品。小学生と中学生の間にいる春休み、トモミは捨てられたバスで弟のテツと家出をする。小さな世界から少女が一歩踏み出し見えた希望。

朽木祥『引き出しの中の家』

(内容紹介)再婚した父と離れて、おばあちゃんの家で暮らすことになった七重。亡き母といっしょに人形のために作った、引き出しの中のミニチュアの家に、ある日、小さな小さなお客様がやってきた。言い伝えの妖精「花明かり」と少女の、時を越えた交流を描いた感動のファンタジー。

とても小さい人間にそっくりな姿をしているという”花明かり”。幼いうちは嬉しいことがあると花の香りを発し、成長した花明かりは喜ぶと明かりを灯したように光を発する。花明かりがいると花が見事に咲き乱れ、果実はたわわに実り、緑は濃く深くなるのだという。いつか桜を見せてあげたいという七重の願いが、時代を超えて叶えられるのかー。花の咲く季節、きれいな庭を見つけたらそこにはきっと”花明かり”がいるかもしれませんよ。小学校高学年から中学生におすすめ。

 

高学年に
アンソロジー『7days wonder』

「紅桃寮」の404号室は「開かずの間」。ここで起こる7日間限定のミステリーというテーマで4人の人気作家が描く短篇アンソロジー。春休み中のできごとを描いた作品が多く、春のイメージ。ミステリーが好きな小学校中学年から高学年におすすめです。

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