季節を楽しむ寒い冬におすすめの本

あぁ、さむい。寒いがさむいさむいばかり言っているとますます寒くなるばかり。せっかくなので、嘆いてばかりいないで、冬を楽しめたら少しはこの寒さも和らぐかもしれない。というわけで、冬に読みたい、冬の本を集めました。寒いから、こたつに入ってホットココアでも飲みながら、至福の時間を味わってください。冬に読みたい冬を楽しむブックリストです。

ポール・ギャリコ『雪ひとひら』

ある寒い日、雪のひとひら(snowflake)は地上に舞い降りた。生まれて、旅をして、愛する伴侶と出会う。ひとりの女性の一生を、雪にたとえて綴る人生の物語。

中谷宇吉郎『雪は天からの手紙』

雪の結晶の美しさに魅入られた物理学者・中谷宇吉郎。世界初となる人工雪の製作に成功した人物である。随筆家でもあった中谷宇吉郎が自然の美しさ、科学のおもしろさを語る21編のエッセイ集。

雪の結晶:小さな神秘の世界

著者は雪の結晶の研究で知られるアメリカの物理学者ケン・リブリクト。ディズニー映画「アナと雪の女王」で雪の結晶を監修した人物でもあります。とにかく美しい雪の結晶の写真がたくさん掲載された小さな図鑑。

トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の冬』

ムーミン谷に冬がやってきました。雪におおわれ一面真っ白。みんなと一緒に冬眠したはずのムーミンでしたが、なぜかひとりだけ目を覚ましてしまいます。はじめてみる雪の世界。そこでは、冬だけの特別な出会いがありました。世界で人気のムーミンシリーズ、冬を描いたストーリーはファンにも人気です。

星野道夫『旅する木』

アラスカはアメリカ最大の面積をもつ州であり、世界の氷河の半分ほどの面積にあたる広大な氷河地帯を有します。美しい自然とともにあるアラスカに魅せられた写真家・星野道夫のエッセイ集は、冬に読みたい1冊。

世界一空が美しい大陸 南極の図鑑

南極にはそこでしか見られない美しく壮大な自然の景色があります。著者は地学の先生、南極観測隊員として南極へ向かい、そこで撮影した貴重な写真とともに、南極の不思議について科学的に教えてくれます。

切り紙でつくる雪の結晶

手のひらにのせてもいつまでもとけない雪の結晶、あります。ロシアの切り紙・折り紙アーティストであるセロフ夫妻による雪の結晶パターンが100点以上掲載。細かくて繊細なデザインが多く、それだけにできあがりは感動します。工作は苦手という人も、眺めているだけでもウキウキしますよ。

季節の本いかがですか

冬に読みたい本いかがでたでしょうか。季節ごとに風の匂いを感じるように、その季節に合う本があるかなと思います。季節ごとに楽しめる本、自分なりに見つけてみてくださいね。