2019年みんなが読んだベスト本10冊ランキング

[タイトル画像:本棚]2019年みんなに読まれた本ランキング10冊

みなさん2019年はどんな本を読みましたか?この1年間、ブックス雨だれを通じてAmazonリンクから購入された本の売り上げランキング1位から10位を発表します。
※単行本・文庫本・シリーズなどは合わせて集計しています。
(集計期間2019/1/1~2019/12/31)
本選びの参考にどうぞ( *´艸`)

第1位:カラフル

第1位は森絵都さんの『カラフル』でした。
中学生へのおすすめを聞かれて絞れない時、わたしがまずすすめるのがこの本。この本を置いていない中学校図書館はないと思うので(ウチに置いていないという学校はすぐに購入をおすすめします)、ここで購入していただいた方以上に、たくさんの方に手に取って読んでもらえたのではないかと思います。
書き出しから引き込まれる展開とさっくり読めるリズム感があり、あまり小説は得意じゃないという人にもおすすめです。

第2位:5分後に意外な結末

朝読書でも人気のある5分後シリーズ。5分で読めるわかりやすさと、オチのある展開が楽しめるショートショートの人気の火付け役ともなったシリーズです。ふだんはあまり本を読まない人や長い本は苦手という人にも、どこから読んでも楽しめるショートショートはおすすめです。シリーズも次々刊行されています。好きなところから読んでみて。

第3位:きみの友だち

中学生を主人公にした小説を数多く手がけている人気作家・重松清さんの小説の中から、”友だち”をテーマにした連作短編です。小学校高学年から読めます。そして、大人の方にもぜひ読んで欲しい心になにかを投げかけられるような物語です。

4位から10位は簡単に紹介させていただきますね

第4位:受験のシンデレラ

精神科医であり、東大合格のためのゼミナールを運営するなど受験アドバイザーとしても活躍している和田秀樹さんが受験のノウハウをつめこんだ受験小説です。受験生におすすめの本としても紹介しています。

第5位:あと少し、もう少し

駅伝小説といえば三浦しをんさんの『風が強く吹いている』も人気ですが、中学生には瀬尾まいこさんの『あと少し、もう少し』もおすすめ。悩みを抱える閉塞感と、走るシーンの爽快感が味わえます。

第6位:浜村渚の計算ノート

天才数学者・高木源一郎VS数学大好き少女・浜村渚(中2)の数学対決が面白い浜村渚の計算ノートシリーズ。著者のデビュー作で、現在10作以上もある人気シリーズ。数学がもっと身近になる謎解き数学ミステリーです。

第7位:14歳

お笑いコンビ千原兄弟の弟・千原ジュニアさんの自伝的小説『14歳』。いま、どこかでもがいている人に読んでみて欲しい。

第8位:西の魔女が死んだ

本が好きな人には、一度は手に取って読んで欲しい作家・梨木香歩さん。衝撃的なタイトルですが、 疲れた時にほっと心癒される物語となっています。小学校高学年から中学生、大人の方にも手に取って読んで欲しいおすすめの1冊。

第9位:願いながら、祈りながら

中学生を主人公にした乾ルカさんの連作短編集。児童文学のほか、短編ミステリーも味わいがあり、いま追いかけている作家さんのひとりです。「国語入試問題によく出る作品」と紹介したので、興味を持ってくれる方が増えたかな。『願いながら、祈りながら』は、小学校高学年から中学生におすすめです。

第10位:くちびるに歌を

胸が熱くなる合唱青春小説‼映画化でも話題となった作品なので、知っているという方も多いのではないでしょうか。アンジェラ・アキさんのあの曲をモデルに生まれた物語。これは、ぐっとくる。

2020年もよい読書を

2019年のランキングはいかがでしたでしょうか。
たくさんの方が、サイトでおすすめしている本を手に取ってくださり、うれしく思っています。 本を読んだ感想もコメントをお寄せください。お待ちしています。
2020年もあなたと本のいい出会いがありますように。

↓2018年のランキングはこちら↓

新しい本もたくさん出版されていますが、このサイトのランキングではこの2年間、それほど大きな変動はありませんでした。新しい本の紹介が少ないということもいえると思いますが、新しい本のレビューはほかのサイトでもたくさん読めますので、ここではわたしが自分で読んでそして自分のこれまでの経験から10代に読んで欲しいおすすめ本をゆっくりと紹介していけたらと思っています。

2020年もマイペースでいきます。よろしくお願いいたします。