いじめをなくすには~みんなに読んで欲しい”いじめ”を考えるおすすめ8冊

いじめ

悲しいニュースが後を絶ちません。大きな問題としていくども取り上げられて、有識者が集まり最善策を立てても改善されている実感はなく、むしろ狡猾に追い込まれているようにも感じます。

大切なのは、みんなで考えること。いじめについて考えることは、自分について考えることです。物事を客観的に見る目を育てること、自分と向き合う時間を持つこと。それには、読書も役立ちます。中学生・高校生に読んで欲しい”いじめ”をテーマにした小説・本をまとめました。

小学校高学年から中学生にも読んで欲しい”いじめ”をテーマにした本はこちらにまとめています。

みんなに読んで考えて欲しい【いじめ】のこと。高学年から読んで欲しい本をまとめました。中学生のみなさんや子どもに関わる大人の人たちにも。

本山理咲【いじめ 心の中がのぞけたら―漫画 明日がくる】

http://amada-re.com/ijime-asitagakuru/
朝日中高生新聞で連載。みんなから寄せられた投稿をもとにした、みんなの本音が漫画につまっています。いじめで困っている人、いじめをやめられない人、いじめを止められない人、いろんな人の悩みを解決するヒントが見えてくる。

重松清『十字架』

http://amada-re.com/jujika/
”いじめ”をテーマにした小説をいくつも執筆している重松清さんの小説から、ぜひ読んで欲しいのが『十字架』映画化もされた話題作です。いじめで自殺した少年が残された人たちに残したものはなんだったのか。その苦しさは、少年が感じていた生きづらさに通じるような気がします。いじめられた少年、いじめていた少年、何もしなかった人、そして両親、読む人によって、さまざまな人の立場が見えてきます。

中園直樹『星空マウス』

中園さんは、自身の壮絶ないじめ体験を小説に投影させている。同じような思いをしている人に「それでも生きて」と伝えるために。

自身のいじめ体験から小説を書いている中園直樹さん。小説を書くことで、いじめで苦しんでいる人たちに「それでも生きて欲しい」とメッセージを送り続けています。陰湿ないじめ体験と、いじめに立ち向かう自分を作るためにできることのヒントが込められています。またいじめをやめられない人の【いじめ依存症】についても、興味深く書かれています。

川上未映子『ヘヴン』

中学生・高校生におすすめ。川上未映子さんが【いじめ】をテーマに描く『ヘヴン』。第20回紫式部文学賞受賞。本屋大賞ノミネート。

教室の中でいじめられている僕とコジマ。ふたりはいじめに屈することなく、立ち向かうでもなく、ありのままにいじめという状況を受け止めています。いじめている人もいじめられている人も、彼らだけのその世界は美しく歪んでいるのか。いじめをテーマにした純文学です。平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞

乙一『死にぞこないの青』

クラスにも先生にもいじめにあっている小学5年生のぼく。ある日、ぼくの前に現れた不気味な青い男の子が現れる…。乙一が描くライトホラー『死にぞこないの青』

主人公のぼくは、ひょんなことから担任の先生に嫌われてしまい、クラス中からいじめを受けてしまいます。必死に耐えているぼくですが、いじめの状況を何とかしたいというぼくの思いが「何者か」を呼び寄せてしまったようです。ある日、全身傷だらけで真っ青な少年がぼくの前に現れます。ぼくはその少年に「アオ」と名付けますが…。こちらはホラー小説。人間ではない「アオ」も怖いですが、このクラスや先生の陰湿さがそれ以上に怖いと感じました。

林慧樹『いじめ 14歳のMessage』

著者が小学校のいじめ体験をもとに書いたこの小説は、パレットノベル大賞の最終選考で悲しい衝撃と議論を呼び起こしました。

明るい中学生の女の子がいじめにあっている友だちをかばったことで、自分が次のいじめの標的になってしまうという、著者自身の小学校の時の体験をもとに書いたこの小説です。パレットノベル大賞の最終選考で衝撃と議論を呼び起こしました。

荻原浩『コールドゲーム』

かつていじめにあっていたあいつが復讐を開始した。ターゲットはいじめていた元クラスメイトたち全員。この復讐の終わりはどこにあるのか。

かつていじめていた男が復讐のゴングを鳴らした。高校3年生の彼らの周りで中学校のクラスメイトたちが次々と謎の事件に巻き込まれていきます。犯人は、かつていじめていたトロ吉。いじめをするという行為は、人から恨みをかう行為だということを知っておくべきかもしれませんね。いじめの怖さはこうしたところにもあります。

レビュー*荻原浩【コールドゲーム】

薬丸岳『Aではない君と』

もしも、自分の子どもが殺人の容疑者になってしまったとしたら!?冷静に子どもの無実を信じることができるだろうか。少年犯罪の闇を切り込むミステリー。

息子が殺人罪の容疑者に!?少年犯罪をテーマにしたミステリーですが、事件の謎に迫るうちに大人たちの知らない”いじめ”が見えてきます。大人の人に読んで欲しい。

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