本山理咲『いじめ 心の中がのぞけたら―漫画 明日がくる』

いじめ心の中がのぞけたら
  • 中学生・高校生にぜひ読んで欲しい”いじめ”を考えるエッセイ漫画
  • 朝日中高生新聞にてみんなの投稿をもとに連載

いじめに悩んでいる人も、いじめをやめられずに困っている人も、クラスや部活でなんとなく起こっているいじめに対してどうしたらいいのかわからないという人も、みんなで考えて欲しい。こちらは、いじめに関わっているいろんな人の声の載せた1冊の漫画『いじめ 心の中がのぞけたら―漫画 明日がくる』を紹介します。

読者の投稿を漫画化

朝日中高生新聞の連載の中で、真っ先に私が読むコーナーがある。それが、「漫画 明日がくる」。中学生や高校生のみんなから「いじめ掲示板」に寄せられた投稿をもとにした漫画です。新聞の紙面では1ページだけ、単行本でもひとつの物語はほんの数ページの短いストーリーです。しかし、この数ページの中に、だれかの苦しい思いがぎゅっと詰まっています。周りの人にはうまく相談できなくて、どうしていいか苦しい気持ちです。きっとメールや手紙にひとりで悩んでいたさみしくて切ない気持ちが込められていたのだろうと思います。

いじめにあっているひとだけじゃなくて、いじめを見ている人、いじめをしている人の声もあります。だれにも言えずにいる、みんなのリアルな声が、そのまま本山さんのシンプルな漫画に映し出されます。それが、まっすぐに心に刺さります。

いろんな立場のみんなの声が聞こえるから、きっと、あなたに近いだれかのストーリーも見つかるはず。そして、自分とはちがうだれかの心に耳をかたむけてみて。これまで見えなかった世界がそこにもあるってことに、気づいてくれるといいな。

ひとりじゃないよ。

ところでわたし、いじめという言葉が嫌いです。

カテゴライズされているようで。
いじめってただの悪意、だよね。

ブックデータ

いじめ 心の中がのぞけたら―漫画 明日がくる
朝日学生新聞社
¥1,210(2020/03/31 09:32時点)

単行本: 320ページ
出版社: 朝日学生新聞社
ISBN-13: 978-4904826737
発売日: 2012/9/19

続編も出版されています。





いじめ 心の中がのぞけたら6 漫画明日がくる
朝日学生新聞社
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