- 中学生におすすめ
- 戦争と平和について知る本
- 世界を知るノンフィクション
南アフリカのリベリア共和国という小さな国では、長い間激しい内戦が続きました。著者がこの内戦で出会った3人の子どもたちの、その後を取材しています。
内戦は終わったけれど…
少年兵として戦争に参加していた13歳のモモ。
砲弾で右手を失った6歳の少女ムス。
誘拐され少年兵にされた14歳のファヤ。
戦争が終われば平和でいい暮らしができるはずという希望は、必ずしもすべての子どもには当てはまらないようです。
彼らの人生は戦争によって方向づけられ、戦争が終わり、行き場を見失っているようにも思えます。
もちろん、まだ希望を捨てるような年齢ではないけれど。
もしも戦争がなかったら…。
そんな思いをずっと抱いて生きるのも、つらいだろうな。
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単行本: 192ページ
出版社: ポプラ社
ISBN-13: 978-4591136539
発売日: 2013/11/15
フリージャーナリスト高橋邦典
フリージャーナリストの高橋邦典さんは、宮城県の出身。東日本大震災の知らせを受けたのも、内戦地を取材中のことだった、すぐに帰国し故郷の宮城県へと足を運んだ高橋さんは、被災地の様子を取材しています。