2018年秋映画化決定!本谷有希子『生きてるだけで、愛』

生きてるだけで、愛
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  • 第135回芥川賞候補作
  • 2018年秋映画化決定

世界は自分を中心に回るもの

本谷有希子さん初読み。

寧子は25歳。自分を真ん中に世の中がぐるぐると回ってるみたいな感じの小説だった。

本谷さんをよく知らないのでなんとも言えないのだが、寧子を著者に重ねて読んでしまう。加藤ミリヤの「生まれたままの私を」を読んだ時の感じに近い。「あたしにもっと気付いてよ」的な。

部屋に何日もこもってひたすら過眠(仮眠ではない)し、ネット掲示板で仲間とグチリあう寧子の日々がどんよりと濁った空気を醸しつつも、どこかうらやましくも見える。

だって、わたしだってそうしていたいけれど。
生きるために、落ち込んだって泣きながら外に出ていかなきゃならない。

ものすごく落ち込んでいたある日、同僚に「大丈夫?」と声をかけられた。
「大丈夫じゃない」と、私は答えた。
きっと、泣きそうに見えたのかもしれない。
「大丈夫。生きてるだけでいいんだよ」
と、彼女が言ってくれた。

そんなことを思い出させてくれた、どこか希望を感じるラストにほっとした。

気分が上がったり、下がったり。
それはわかる。
それはわかるが…
屋上で全裸で彼氏を待ち構えるなんてことは、わたしはしない、な、たぶん。←いや絶対ない。

おすすめポイント

第135回芥川賞ノミネート作品

 

映画「生きてるだけで、愛」

2018年劇場公開

出演:趣里、菅田将暉、仲里依紗

この作品がどんな風に映画化されるのか、楽しみでもあり、少し怖くもあります。

映画「生きてるだけで、愛」公式サイト

本をチェックする

内容(「BOOK」データベースより)あたしってなんでこんな生きてるだけで疲れるのかなあ。25歳の寧子は、津奈木と同棲して三年になる。鬱から来る過眠症で引きこもり気味の生活に割り込んできたのは、津奈木の元恋人。その女は寧子を追い出すため、執拗に自立を迫るが…。誰かに分かってほしい、そんな願いが届きにくい時代の、新しい“愛”の姿。芥川賞候補の表題作の他、その前日譚である短編「あの明け方の」を収録。

▶本谷有希子の本をチェックする

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