- 中学生・美術部の物語
- 文化部におすすめ
- 表紙イラストは中村佑介さん
本の紹介とレビュー
美術部というと、運動が苦手で学校の中ではどちらかというと消極的な人種というイメージ(いや、モデルはいませんよ)ですが、この本に出てくる「根岸節子とゆかいな仲間たち」は、そんなイメージと180度違う。
実力派の三年生が卒業して、美術部の部長になった節子。
メンバーは、部室を守るべく学校に立てこもり、花火騒動を巻き起こしちゃうような個性的な人たちばかり。運動部の面々にも名前が知れ渡り一目置かれる存在なのですが、それが災いして(?)校長先生から目の敵にされ、部活存続のための無理難題を突き付けられる。
美術部のライバルが校長!?
部長・根岸節子とゆかいな仲間(部員)たちは部室を奪われ、部費も削減。このままでは活動を続けられない部員たちが、部費を稼ぐために思いついたのは…。
超個性的なメンバーが次々ひきおこすトラブル!?
すべては、美術を愛するがゆえ!!
根岸節子と仲間たちは美術部を守ることができるのか!!!!
人気の中村佑介さんのポップでキュートなイラストが、まさにぴったり。テンポの良い青春ストーリー。
本をチェックする
小学校高学年から読めます。朝読書にもおすすめ。
出版社 : ポプラ社
発売日 : 2011/9/6
文庫 : 288ページ
『Fragile―こわれもの (teen’s best 今selections)』に収録された「アート少女」のその後として描かれた物語。こちらの方が本編っぽいけどね。