【作家・乙一】10代に読んでほしいおすすめの本はこれ!

作家・乙一おすすめの本はこれ!

時に冷酷で、時に切ない。謎めいたストーリーと驚きの展開で読者を物語に惹きつける魅力的な作家さん。特に短編は秀逸な作品が多く、普段はあまり読書をしない中学生男子に特におすすめしたい作家さん。乙一ファンの私が選ぶ、10代にぜひ読んで欲しいおすすめの8冊を紹介!

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『暗いところで待ち合わせ』

乙一さんの作品でおすすめと言えば、この本。駅のホームで起こった殺人事件。容疑者の男・アキヒロが転がりこんだのは、視力を失いひとりで静かに暮らす女性・ミチルのアパートだった。ふたりの視点から描かれる、奇妙な共同生活にハラハラします。映画かもされていますが、本の方が断然迫るものがあります。

『失はれる物語』

失はれる物語 (角川文庫)
乙一
¥ 605(2019/06/14 23:23時点)

何の本を読もうかなと迷っている人に、私がよくおすすめするのがこの本。乙一さんの短編の中から彼の代表作ともいえる珠玉の5作に「ボクの賢いパンツくん」と書下ろし「ウソカノ」を加えた7つの短編集。乙一さんの初読みにもおすすめです。

どこか悲しく切なく、でも強さと明るさのある物語。乙一さんの作品を初めて読む方には、この本がおすすめ。

この本が面白かったら続けて「失踪HOLIDAY」「きみにしか聞こえない CALLING YOU」「さみしさの周波数」など初期の短編集を読んでみては。

GOTH リストカット物語

GOTH―リストカット事件
乙一
¥ 1,620(2019/06/14 23:23時点)

最期まで読むとぞわっとするミステリー。中には、この本がトラウマになったという人もいるので、怖い本が苦手という中高生にはおすすめしません(>_<)が、物語としては面白い視点で描かれている傑作ミステリーです。

夏と花火と私の死体

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
乙一
¥ 454(2019/06/14 23:23時点)

ジャンプ小説大賞を受賞した乙一さんのデビュー作。殺された少女の遺体が、自分の体の行く末を見守り語るという斬新な手法で描かれています。同時収録されている「優子」がとても気に入っています。

ZOO

ZOO 1 (集英社文庫)
乙一
¥ 497(2019/06/14 23:23時点)

作家の手腕のみせどころは短編ではないかと思うのです。限られたページ数のなかで、物語を伝え、アッと驚かせ、いつまでも心に余韻を残す作品を書ける作家は多くありません。この短編集は、乙一の魅力がぎゅっとつまった1冊。映像が浮かぶような描写と、ラストですとんとオチを付けてくれるストーリー、怖くて、ぞっとさせて、ユーモアもしっかり織り込んでいる。思わずうならされる乙一さんの短編集。

暗黒童話

暗黒童話 (集英社文庫)
乙一
¥ 637(2019/06/14 23:23時点)

突然の事故で記憶と左眼を失った女子高生の「私」は、左目の眼球の移植手術に成功します。しかし、それは恐怖のはじまりだった。やがて、その左眼はドナーの記憶を映しはじめる…。続きが気になり、どんどんとストーリーにのめりこんでしまいます。猟奇的なシーンもありますので、苦手な人には違う本をおすすめ(>_<)

死にぞこないの青

死にぞこないの青 (幻冬舎文庫)
乙一
¥ 494(2019/06/14 23:23時点)

乙一さんの作品はホラーやSFなど謎めいていて怖い要素があります。この小説の中に出てくるのは「アオ」という少年です。ひょんなことから教師に嫌われてしまった主人公の少年は、クラスの中でもいじめの対象になってしまいます。いじめに耐えながら辛い日々を送っている主人公の前に、ある日現れた全身傷だらけで真っ青な少年。主人公はこの少年に「アオ」と名前を付けます。アオが現れてから、少しづつおかしなことが起こり始めます…。謎の少年「アオ」の存在もとても怖いのですが、主人公を取り巻くクラスや教師の陰湿さも異様で、さて、本当に怖いのはどちらだろうか?なんてことを考えてしまいます。みなさんはどう感じるでしょうか。

箱庭図書館

箱庭図書館 (集英社文庫)
乙一
¥ 648(2019/06/14 23:23時点)

乙一さんの短編集の中でもちょっと異色なのがこちら。一般の方のボツ原稿を元ネタにして、乙一さんが小説に書き上げるという企画から誕生したもの。ミステリーや青春恋愛など、いろんなジャンルの短編が読めます。作家になりたいという人はぜひこの本を読んでみて。

おまけ:メアリー・スーを殺して

これまで紹介した本を読むと、乙一さんがどんな作家さんかわかるのではないでしょうか(*’ω’*) ただ、まだまだ謎めいているのが「乙一」という作家なのです。最後にもう1冊おすすめさせてください。

乙一さんも「参加」している異色のアンソロジー『メアリー・スーを殺して』です。乙一さんのほかに、中田永一さん、山白朝子さん、越前魔太郎さんの4人による7編の短編集を、映像作家(監督)である安達寛高氏が解説します。

なにが異色かといいますと。

大きい声では言えないのですが、じつはこの1冊に収録されている5人の方、すべて同一人物です( ゚Д゚)

すべて乙一さん!?彼の才能の幅広さに驚きます。短編エンターテイメントとして、どの作品も秀逸です。乙一さんをまるごと堪能できるアンソロジーです。

著者プロフィール

乙一(おついち)

1978年10月21日生まれ。福岡県出身。

96年、17歳の時に『夏と花火と私の死体』で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、デビュー。いくつかのペンネームを持ち、ライトノベル、ミステリー、ホラー、青春小説など、さまざまなジャンルで執筆。本名・安達寛高として、映画監督・脚本も務める。

【主な受賞歴】

夏と花火と私の死体』第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞

GOTH』第3回本格ミステリ大賞ほか

ZOO』第17回山本周五郎賞候補

『銃とチョコレート』第23回うつのみやこども賞

乙一の本をチェックする

乙一の主な作品一覧

出版年月順に作品一覧をまとめています。マークをクリックすると紹介ページにジャンプします。

夏と花火と私の死体
天帝妖狐
平面いぬ。
暗黒童話
失踪HOLIDAY
しあわせは子猫のかたち
きみにしか聞こえない CALLING YOU
さみしさの周波数
失はれる物語
死にぞこないの青
暗いところで待ち合わせ
GOTH リストカット事件
ZOO
小生物語
銃とチョコレート
The Book
なみだめネズミ イグナートのぼうけん
箱庭図書館
Arknoah
僕は小説が書けない
花とアリス殺人事

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ブックス雨だれ店主
ゆう

好きなこと:本を読むこと、食べること。
苦手なこと:そうじ
学校図書館あちこち。
ブックカフェを開くのが夢です。

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